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実は避けたほうがいいんです… 管理栄養士が教える「そうめんのNG食べ方」

  • 2024.7.20

夏にさっぱりと食べられるそうめん。暑い日が続くと毎日のように食べている人もいるかもしれません。しかし、健康に配慮した食べ方を意識しないと、知らず知らずのうちに体に負担をかけてしまうことも。そこで今回は管理栄養士の筆者が「そうめんのNG食べ方」を解説します。暑い日が続いても夏バテなどにならないよう、健康的にそうめんを楽しみましょう。

夏場にそうめんを食べるメリット

夏の定番料理であるそうめんは、つるつるとのど越しがよく、食欲がないときも食べやすいメニューです。ゆで時間が1~2分ほどで済み、暑い日でもすぐに食べられるのもうれしいポイントと言えるでしょう。

そうめんに含まれている栄養素は炭水化物がほとんどですが、たんぱく質や微量のビタミン・ミネラルも含まれます。また、消化に負担がかかりにくいため、夏バテしていても食べやすいというメリットもあります。

そうめんのNG食べ方とは

そうめんは夏にぴったりの食べ物ですが、食べ方によっては健康に良くない影響をおよぼすケースもあります。「そうめんのNGな食べ方」についてご紹介します。

そうめんだけの食事

そうめんだけでは炭水化物が多く、栄養バランスが偏ります。そのため、たんぱく質やビタミン・ミネラルが補給できるような食材を組み合わせられるとよいでしょう。

たとえば、ゆで玉子・鶏肉・ツナ・水菜・わかめ・トマトなどの具材を加えて、サラダそうめんにすると栄養バランスが整いやすくなります。また、野菜・玉子・豚肉などお好みの具材を使った温かいにゅうめんも、具材をアレンジしやすくおすすめです。

そうめんを食べる量が多すぎる

そうめんはのど越しがよく食べやすいため、つい食べすぎてしまうことがあります。しかし、カロリーや炭水化物の過剰摂取につながるため、適量を守ることが大切です。

個人の活動量や体格、1日の摂取カロリーなどによって適量は変わります。運動量が少ない人は量を控えめに、運動量が多い人は量を増やすなど調整しましょう。

つゆの量が多い

つゆには塩分が多く含まれています。夏場は熱中症予防のために塩分を摂ることは大切ですが、摂りすぎるとむくみや口の渇き、高血圧のリスクを高める可能性もあります(※1)。つゆは適量にして、飲むことは控えましょう。

油を多く使った調理方法

そうめんや具材を炒めたり揚げたりする調理方法もありますが、これらは油を多く使うため、カロリー過剰になりやすく注意が必要です。油の使いすぎは体重増加につながる可能性があるため、摂りすぎに気を付けましょう。

冷たいそうめんを頻繁に食べる

暑い日が続くと毎日のようにそうめんを食べることもあるかもしれません。しかし、冷やしたそうめんばかり食べていては体が必要以上に冷えてしまい、胃腸の働きが弱まる可能性も。温かいそうめんや定食など、ほかのメニューを取り入れることも大切です。

そうめんは適量をバランスよく楽しみましょう

そうめんは夏にぴったりの食べ物ですが、食べ方には注意が必要です。塩分摂取量を抑えるために、つゆは摂りすぎないようにしましょう。また、具材を豊富に取り入れ、栄養バランスを整えることも重要です。食べすぎや油の使いすぎにも気をつけ、冷たいものの過剰摂取は避けましょう。これらのポイントを押さえながら、そうめんをおいしく健康的に楽しんでください。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット ナトリウム
©Chiristsumo/Adobe Stock ©Reika/Adobe Stock

筆者情報

寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。

文/管理栄養士・寺内麻美

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