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「前より狭い家でごめんね」シングルマザーになり息子に罪悪感 →『予想外の言葉』が返ってきた

  • 2024.7.20

どんな離婚でも、多かれ少なかれ環境の変化があるものです。特に子どもがいる場合の離婚は何かと大変なことも多いため、離婚後の精神的なケアは十分に行いたいですよね。今回は友人のA子から聞いた離婚直後に子どもから言われた言葉をお届けします。

画像: 「前より狭い家でごめんね」シングルマザーになり息子に罪悪感 →『予想外の言葉』が返ってきた

やむなくシングルマザーに

私は数年前、夫と離婚してシングルマザーになりました。原因は夫の不倫です。
当時、1人息子はまだ5歳。息子のことを思うと、離婚せずに夫との関係を修復する道を選んだほうがいいのかも……と考えたこともありますが、私と息子を裏切って他の女性と会っていた夫のことをどうしても許すことができず、散々迷った末に離婚を選択しました。

環境の変化に戸惑う息子

離婚前は4LDKの戸建てに住んでいましたが、離婚後は私の実家の近くに引っ越したことで1DKの狭いアパート暮らしになりました。

また、専業主婦だった私は離婚後フルタイムで仕事に出ることに。それに合わせて息子は幼稚園から保育園に転園させました。
仲良しだったお友達とも離れ、習い事もやめざるを得ず……。幼い息子にとって、急激な環境の変化はきっと大きなストレスだったに違いありません。

本当にごめんね(涙)

新しい生活に前向きになりたいと思いつつも、息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった私。
しかしある日、こんな出来事がありました。

寝る前に私が「こんなことになってしまって本当にごめんね。おうちも前より狭くなっちゃったし……」と謝ると、息子から予想外の言葉が返ってきたのです。

「でも引越し前は、ママとパパがいつも夜遅くまでお話ししてて、全然一緒に寝られなかったでしょ? 今のおうちは前より狭いけど毎晩一緒に寝られるし、広いおうちでママが泣いてるより狭いおうちで笑っててくれるほうが僕も嬉しいよ」

息子のおかげで前向きに

息子のこの言葉で、私はやっと「後悔したり謝ったりするより、息子を今よりもっと幸せにできるように頑張ろう!」と本当の意味で立ち直ることができました。

たとえ家が狭くなってしまっても、環境が大きく変わっても、絶対に2人で温かい家庭を築いていくんだ、と前を向くきっかけになったこの出来事は、今でも私の心の支えになっています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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