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逆効果になるかも… プロが教える「夏のダイエットの注意点」と効率的に痩せる方法

  • 2024.7.19

夏のダイエットでは、食べる量を減らすよりも質を変えることが大切です。運動も然り。体力の落ちやすい夏は質を向上させて、健康なダイエットを目指しましょう。今回はヨガ講師である筆者が、「夏のダイエット」の注意点をご紹介します。

激しい運動よりも、日常の動きを増やすことがコツ

毎日の高い気温と湿度で体力が奪われやすい夏。こんなときに運動をメインにダイエットをするのは辛いものです。熱中症の危険もあるので、外での運動にも注意が必要でしょう。

夏のダイエットを成功させる秘訣は、日常の動作(家事や移動など)を積極的に増やすこと。こういった非運動性身体活動によるエネルギー消費のことをNEAT(ニート)と言います(※1)。短期間の運動で消費できるカロリーはそこまでは多くなく、日常の家事を含めた歩行などの活動量を意識して多くする方が安定してカロリーを消費することができるでしょう。

個々人の生活パターンによって多少差はありますが、短期間の運動よりも意識的に動くNEATを増やす方が効率よくエネルギーを消費できるはずですよ。

こまめに動く方が代謝が上がる?

特にデスクワークで座りっぱなしの方は、階段を利用する、定期的に立ち上がる、家事をこまめにするなど、意識的にちょこちょこ動く時間を増やしてみてくださいね。

暑いこの時期、歩いて買い物に行ったり自転車で移動したりと、少しだけ工夫して運動時間に充てるのもおすすめです。ただし、日中の暑さには気をつけて! 外出の時間帯を涼しい時間帯にずらすなど、工夫してみてください。

食事は減らすより質を意識してみて

夏バテ気味になると食欲が落ちたり、食事のバランスが崩れがちです。夏に痩せてしまって、また涼しくなると元の体重に戻ってしまう…。なんて心当たりのある方は、もしかしたら体脂肪はそのままで、水分と体内の内容物がごっそり減っているだけかもしれません。

体内の水分が抜けただけの痩せ方では体脂肪が減らないだけでなく、代謝が下がってしまう可能性も。暑い夏だからこそ、意識的に3食しっかりと食べることが大切です。

PFCバランスを整える

食事の質を整えるためには、たんぱく質、脂質、炭水化物のPFCバランスと言われる3つの栄養素バランスを整えましょう。特定の栄養素が不足すると体調不良に陥ったり、かえって体重増加につながる恐れがあるため、気をつけたいところです。

日常を大切にするのが夏のダイエット!

夏のダイエットは、日常を丁寧に過ごすことこそが成功の秘訣だと言えます。自炊を増やす、家事や仕事中のちょこまかした動きを意識的に増やす、睡眠を十分に取る…。こういった小さな工夫がダイエットへの近道になるでしょう。

また、体が整うことで疲れにくくなり、ストレッチや軽いエクササイズなど、何か運動をしたいという気持ちが自然と湧いてくるかもしれません。食事管理は難しそうに思えますが、食事管理アプリを利用したり、週に1~2回ほど一汁三菜を心がけた食事に変えるだけでも自然とバランスが整うでしょう。

日常生活のバランスを意識しながら、今回ご紹介した内容を無理のない範囲で取り入れていくことで、夏から秋にかけての体重の増減に悩まされにくくなるはずですよ。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 身体活動とエネルギー代謝
©buritora/Adobe Stock ©milatas/Adobe Stock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講

文/上村由夏

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