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【スーパーボールの作り方】自由研究にも♡簡単にきれいにできる方法をご紹介

  • 2024.7.19
mamagirl

地面に投げると高く飛び跳ねるスーパーボール。子どものころたくさん持っていた!という人も多いのでは?そんなスーパーボールですが、実は比較的簡単に手作りできるんです。配合を調整して自分好みにアレンジしたり作った後の経過を観察したりもできるので、子どもの夏休みの自由研究にもおすすめ。そこで今回は、スーパーボールの作り方を種類別に詳しく紹介していきます。ぜひ親子でワクワクなスーパーボール作りにチャレンジしてみてくださいね。

スーパーボールはどうしてよく弾むの?
出典:photoAC

スーパーボールの特徴のひとつに、よく弾むことが挙げられます。しかし、「弾む原理は知らない!」という人も多いのではないでしょうか。スーパーボールには弾性の高い合成ゴムを使用しているため、地面にぶつかった際に強い力で押し返すことでよく弾みます。
スーパーボールを実際に手作りするなら、手に入りやすい「PVA洗濯のり」を使用する場合が多いです。PVA洗濯のりは固体になると弾性が高くなり、こちらもよく弾むスーパーボールが完成しますよ。

次の項目からは、さまざまな材料を使用したスーパーボールの作り方を見ていきましょう!

【洗濯のりから作る】スーパーボールに必要な材料・道具と作り方
出典:photoAC

まずは、洗濯のりを使用したスーパーボールの作り方を紹介します。

・必要な材料と道具

PVA洗濯のり(木工用ボンドでも代用可): コップの底から7~8mm程度

水道水:100cc

食塩:約40g

ペットボトル

プラスチックコップ(220mlのもの)

スプーン

着色料(食用色素や絵の具)

割りばし(かき混ぜる棒として使用)

キッチンペーパー

・作り方

ひとつひとつ見ていきましょう。

1. まずは飽和食塩水を作る

ペットボトルに水道水と食塩を入れ、蓋を閉めてよく振りましょう。

飽和食塩水とは「水に塩をMAXまで溶かし、これ以上は溶けない状態の塩水」です。10分程度置いて、溶けずに残った食塩が下に溜まっていれば飽和食塩水の完成!溜まっていない場合はさらに塩を追加してペットボトルを振って混ぜてください。食塩水が飽和した状態になっていないと、スーパーボールが上手く作れないので必ず実行してくださいね。

2. 飽和食塩水と洗濯のりを混ぜる

プラスチックコップの底から7~8mm程度の高さまで、洗濯のりを入れます。さらに着色料を加え、色が均一になるまでよくかき混ぜましょう!そして【作り方1】で作った飽和食塩水の上澄み液をスプーン1杯程度加えて、割りばしでよくかき混ぜます。

着色された部分がかたまりになるまで混ぜ続けましょう。ただし、加える食塩水の量が多すぎると完全に固まってしまい、後で成形することが難しくなるので要注意。食塩水を加える際は、様子を見ながら少量ずつ加えるのがポイントです。

3. 乾燥させて完成
出典:photoAC ※写真はイメージです

2. でかたまりになったものを取り出し、水を押し出す感覚で丸めていきます。キッチンペーパーで水気を切り、きれいに丸めるとスーパーボールの完成です。

・【注意点】長期間置くと弾まなくなるので要注意!

食塩はPVA洗濯のりよりも水に溶けやすい性質です。スライムに食塩をかけると、食塩がPVA洗濯のりの中の水にも溶け込みます。すると最初から溶けていたPVA洗濯のりが溶けきれず、個体になって出てくる「塩析」という反応を起こすんです。
そのため、長時間置いたままにしていると乾燥して固くなってしまい、弾まなくなるので注意が必要です。遊び終わったらチャックつきの保存袋に入れるなどして、乾燥しないように保存することをおすすめします。

【スライムから作る】スーパーボールに必要な材料・道具と作り方

スライムから作ったスーパーボールは、原料に含まれるホウ砂がPVAと水分のつなぎ役となるため、乾燥しにくく日持ちするといわれています。早速作り方も見ていきましょう。

・必要な材料と道具

PVA洗濯のり:100cc

水道水:150cc(100ccと50ccに分けて使用します)

食塩:適量

着色料(食用色素や絵の具)

コップ:2個

割りばし(かき混ぜる棒)

ホウ砂(ホウシャ):5g
※ホウ砂はドラックストアやネット通販で購入できます。

・作り方

詳しく見ていきましょう。

1. 水と洗濯のりを混ぜて下地を準備

コップの中に水道水100ccとPVA洗濯のりを入れて割りばしでよく混ぜ、スーパーボールの原料となるスライムを作ります。

ここで着色料を入れて均一になるよう混ぜれば色つきになりますし、入れない場合は、透明に仕上がります。

2. ホウ砂溶液を作る

スライムができあがったら、次はホウ砂溶液作りです。先ほどとは別のコップに残りの水道水50ccを入れ、ホウ砂5gを足してよくかき混ぜたらホウ砂溶液の完成。

3. 下地とホウ砂溶液を混ぜてスライム作成
出典:photoAC

1. の下地に2. のホウ砂溶液を足して、割りばしでよくかき混ぜましょう。よく混ぜたらスライムの完成です。

4. スライムと塩を混ぜる

3. のスライムが隠れるくらいの量の食塩を振りかけ、よくかき混ぜます。しばらくして出てきた水分を捨てましょう。もう一度食塩を入れてかき混ぜ、再度水分を捨てます。
この作業を水分が出なくなるまで繰り返します。

5. 乾燥させて完成
出典:photoAC

4. のスライムが固まったら、手で丸く成形しましょう。形がボールらしくなって、乾燥させたらスーパーボールの完成です!

【粘土から作る】スーパーボールに必要な材料・道具と作り方

100均で販売されている、プラスチック粘土の「おゆまる」でも、スーパーボールを作ることができますよ。では、材料や作り方をチェックしてみましょう。

出典:@ t.m.httさん
・必要な材料と道具

おゆまる

お湯 (80℃以上)

割りばし

耐熱容器

キッチンペーパー

・作り方

ひとつひとつ見ていきましょう。

1. お湯に入れて柔らかくする

容器におゆまるを入れ、さらにお湯を入れます。2~3分待っておゆまるが柔らかくなったらお湯を捨て、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取りましょう。

2. 成形して乾燥させる

1. で柔らかくなったおゆまるを丸めて、ボールの形にします。そのまま置いて乾燥させたら固まって、スーパーボールのできあがりです。早く固まってしまって成形が難しい場合は、お湯につければ再び柔らかくなるので試してみてください。

失敗したくない人はスーパーボール作成用キッドを使おう

簡単にスーパーボールが作れる商品もあるので要チェックです。

・100均でも販売中☆自分でつくるスーパーボール
出典:筆者撮影

人気100均ショップの『DAISO(ダイソー)』で販売されているのが、「自分でつくるスーパーボール」110円(税込)。スーパーボールが作れる粉3色にボールの型が1個入っている、スーパーボール作成用キッドです。

出典:筆者撮影

ボールの型にスーパーボールが作れる粉を入れ、型ごと水につけて30秒待ちます。水を入れた容器の底に沈んだら3分ほど待って取り出し、乾燥させたら完成です!

出典:筆者撮影

とっても簡単に直径約3cmのスーパーボールが作れますよ。粉の配合もお好みで調整できるので、さまざまなアレンジが楽しめます!

・まるで小さな宇宙のよう☆ギャラクシービッグスーパーボール
出典:photoAC ※写真はイメージです

学校教材や教育玩具を販売している「アーテック」から販売されているのは、実験をテーマにした手のひらサイズのサイエンストイシリーズ「ギャラクシービッグスーパーボール」440円(税込)。
中には、説明書・スーパーボールの芯・スーパーボールの素3色・キラキラ粉が入っており、用意するのはお湯・割りばし・タオルです。スーパーボールの素をお湯につけて柔らかくなったらこね、さらにキラキラ粉を加えてまたこねます。芯を素で包み、形を整えたら完成です!

■【注意点】子どもが誤飲する危険もあるので注意しましょう!
出典:photoAC

消費者庁の調査によると、食品以外の製品による窒息事故の中で、12 歳以下の子どもにおいて重症以上の事故が発生した原因にスーパーボールが含まれています。ゴム製などの弾力があるものを呑み込んだ場合、食道や気道を閉塞する恐れがあると考えられます。小さな子どもがいる家庭でスーパーボールを手作りする際は注意が必要です。
窒息の危険のある大きさ直径 44.5 ㎜以下のスーパーボールは、特に3歳未満の子どもには与えないことが重要。また、3歳以上の場合でも口にしないよう、親が見ている範囲で遊ばせるようにしましょう。

消費者庁 公式HP
https://www.caa.go.jp/

実は簡単!よく跳ねるスーパーボールの作り方をマスターしよう


子どもたちが大好きな、よく弾むスーパーボールの作り方を紹介しました。洗濯のりやホウ酸を使う方法もあれば、手軽な手作りキッドを利用するのもアリ◎ぜひ、今回の記事を参考に、オリジナルのスーパーボールを手作りしてみてくださいね。

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