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伊藤沙莉、尾野真千子の「語り」に感謝「一心同体になれた」

  • 2024.7.19

激動の昭和、ヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉)の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第80回(7月19日)の放送後、朝番組『あさイチ』の「プレミアムトーク」に、ドラマのナレーションを担当する尾野真千子が登場した。

『虎に翼』で語りを担当している尾野真千子(2022年・大阪市内で撮影)

物語の進行だけでなく、寅子の心境や主観なども表現する尾野のナレーション。時には寅子の感情とシンクロしたコミカルな語りもあり、SNS上では「今までにないナレーション」と度々話題を呼んでいる。

番組内では主人公・寅子役の伊藤もVTRで出演し、尾野の語りを「温かく見守ってくださっている感じ」とコメント。印象深い語りとして、第1週目の兄・直道と親友・花江の結婚式の段取りをおこなうシーンでの「日曜日!」を挙げ、「真千子さんはかっこよくもできるけど、キュートにも表現されてて。その幅が素敵だなと思って聞いています」と話した。

尾野真千子の絶叫ナレーションが話題となったシーン(第12回より) (C) NHK

さらに、結婚式当日に笑顔で歌いながらも、心の中では「なんで女ばかりニコニコ、周りの顔色をうかがって生きなきゃならないんだ」「なんでみんなスンッとしてるんだ」と叫ぶシーンを挙げ、「あの場ではスンッとすることを強いられたなかで、(怒りが)あふれ出るギリギリのところでやらなきゃいけないけど、心のなかではガンガン溢れているっているのを真千子さんのお声で表現してくれて。すごく一心同体になれたようでうれしかったです」と思い入れを語った。

また、プロデューサーからも「収録現場では演出がざっくり説明し、とりあえずやってみましょうという感じでやってみて、ほぼ一発でこのアウトプットが出てくるのが素晴らしいと思います」というコメントが届き、「すげえ!」と尾野自らが驚く一幕も。

放送を受け、SNS上では「寅子は尾野真千子さんと伊藤沙莉さんの二人一役といっても過言ではない?」「最初からとても寅子の心情とあっていて面白い」「いや、あのナレがほぼ一発録りって神業すぎるでしょ」「多角的視点からのナレーション、尾野真千子ならではだな、やっぱり!」など称賛の声が上がっていた。

『虎に翼』の放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。

文/つちだ四郎

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