今年の夏は“新定番”の暑さ対策グッズを！ トレンドの「酷暑お出かけ新定番」を解説

2024年は暑さ対策グッズの“新定番”が注目

またしても猛暑と予想されている2024年の夏。外出時には暑さ対策をしたいものです。さまざまな暑さ対策グッズがありますが、先日開催された「楽天市場 2024年夏のトレンド予測」発表会では、「酷暑お出かけ新定番」が今年のトレンドになると発表されました。近年の定番である暑さ対策商品にさらなる付加価値が加わった商品が、“新定番”として注目されると予測されています。

そこで今回は、“新定番”の暑さ対策グッズや近年需要が拡大している商品、さらに酷暑による意識の変化についてご紹介します。

暑さ対策の定番と言えば？

アンケート結果によると、猛暑対策として使ったことがあるグッズとして挙げられたのは、日傘、日除け帽子、接触冷感服・機能性インナー、携帯扇風機（ハンディファン）、ネックリング、冷却タオルでした。

ランキング上位のアイテムは以前からよく使用されていたもので、4、5位はここ数年で一気に定番化したアイテムですね。これらの暑さ対策の定番アイテムに付加価値が加わった“進化系”が今年のトレンドとなるそうです。

付加価値が加わった進化系対策グッズ

定番アイテムに付加価値が加わった進化系アイテムの中から、楽天市場で販売されている商品をご紹介します。

ドリンクボトルにミストがついた「ドリンクミストSS」

真空断熱ステンレスボトルの中にミスト専用タンクを搭載。超微細ミストを顔や首に吹きかけることで、気化熱効果により体の表面を速攻冷却することができるアイテムです。

おしゃれになった「送風ジャケット」

ファンがついた送風ジャケットは、以前は炎天下で働く方が着用するイメージでした。ここ数年でデザインがおしゃれになり、女性でも着やすいものも増えています。

子ども向けの暑さ対策グッズ

暑さ対策商品の中でも子ども向け商品の需要が拡大しているそうです。特に、日常的に使用するアイテムに冷却機能などを追加した商品が人気を集めています。

ランドセルパッド

楽天市場でのランドセルパッドの流通額は2022年と2023年を比較すると約1.7倍。

「背中にフィット ひんやり密着 リュック用 冷感パッド」は、28度以下で自然に凍結するPCM素材を使用しているため、冷蔵庫や冷凍庫が不要。28度以下の環境であれば1日中繰り返し使うことができるので、学校の行きだけでなく帰りにも使用することができますね。

子ども用日傘

楽天市場での子ども用日傘の流通額を2022年と2023年で比較すると約1.3倍。筆者が見ていても、通学中の小学生が日傘をさしているのを見かける機会が増えています。

男性用日傘に対する意識も変化

楽天市場における日傘の流通額を2019年と2023年で比較すると約4.3倍にも急増。近年は男性向けの日傘も増えてきています。かつては「日傘は女性が日焼け防止のために使うもの」というイメージでした。しかし、酷暑続きの昨今、暑さをしのぐアイテムとして再注目され、日傘に対する男性の意識も変わってきているようです。

男性用日傘の楽天市場での流通額は、2019年と2023年を比べると約23.8倍と急成長しています。

男性用日傘

こちらは、コンビニおにぎりとほぼ同じ重さの116グラムという軽量の折りたたみ日傘。畳めば21.5センチでジャケットの内ポケットにも入るサイズ感です。


この夏のトレンド予測は、今までの定番アイテムに付加価値が加わった「酷暑お出かけ新定番」。アップデートした暑さ対策アイテムで、この夏の暑さをしのいではいかがでしょうか。

文：矢野 きくの