いかは火を通しすぎると固くなるので、あらかじめさっとゆでておき、野菜を炒めた後に加えてほぼ和えるだけ。あっさりと仕上げます。お弁当のおかずにもお薦めです。夏野菜の味と色を楽しむメニューを中華料理を得意とする料理家の今井亮さんに教えてもらいました。
■“いかと夏野菜の青じそ炒め”のつくり方
塩味で仕上げてもおいしいですが、オイスターソースを少し入れると甘味とコクが加わって、味にメリハリが出ます。
◇材料 (2人分)
するめいか:1ぱい
ズッキーニ:1本
パプリカ:1/2個(黄)
長ねぎ:1/4本
青じそ:10枚
油:大さじ1
★ 合わせ調味料:
・ 酒:大さじ1
・ オイスターソース:小さじ2
・ 胡麻油:小さじ1
・ 砂糖:小さじ1/2
・ 塩:小さじ1/2
(1)いかの下ごしらえ
いかは胴を縦に開いて足とワタをはずす。胴は縦半分に切ってから横に幅2cmで切り、足は食べやすい長さに切る。たっぷりの湯でさっとゆで、色が変わったら取り出して水気をきる。
(2)野菜類をカットする
ズッキーニは幅1cmの輪切りにし、パプリカは一口大に切る。ねぎは斜め薄切りにし、青じそは粗く刻む。合わせ調味料の材料は混ぜておく。
(3)炒める
フライパンに油を強めの中火で熱し、ズッキーニ、パプリカ、ねぎを入れ、2分ほど炒めて中まで火を通す。
(4)仕上げ
いかを加えて混ぜ、合わせ調味料、青じそを加えて手早く炒め合わせる。
――教える人
「今井亮 料理家」
中国料理を得意とする料理家。京都市内の老舗中華料理店で修業を積み、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。プロの技を効かせながら家庭でつくれる中華のレシピが好評。少人数制の料理教室「亮飯店」も人気。
Instagram @ryo.imai1931
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村拓