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【子どものスマホ】いつから持たせる?“小6”は早すぎ?遅すぎ?保護者のネックはSNS…4人に1人はトラブルを経験

  • 2024.7.19

スマホ1人1台時代…子どもにいつからスマホ持たせる?

子どもにいつからスマホ持たせる?
子どもにいつからスマホ持たせる?

1人1台スマホを持っているのはもはや当たり前の時代。よく話題になるのが、「子どもにいつスマホを持たせるか」という問題です。各家庭によって考え方はさまざまで、いつ持たせるか悩んでいる親も多いよう。いつくらいから持つ子どもが多いのか、また親がスマホを持たせようと思った理由などについて、ネット上の声を見ていきましょう。

子どもがスマホを持つタイミングとして多かったのが、「小6あたり」という意見。子どもからも「中学に上がる前に連絡先を交換したい」といった声が多く、親としても「このくらいの年ならなんとか言うことを聞いてくれる」という安心感があるようです。「中学からは部活などで行動範囲も広がるだろうから、準備期間として小6から与えることにした」といった声も。親の目が届くうちにスマホの使用ルールをしっかり教えたいという人も多いようです。

また、小6に匹敵するほど多いのが「中学に入るタイミングから」という意見です。こちらは先ほど紹介したように、部活やプライベートでの行動範囲の広がりが大きな理由。また、友だちや部活での連絡手段としても欠かせないものになっているのが現実のようで、「部活の連絡がグループLINEになってるからスマホが必要」という声もありました。

また子どもたちの側からも、「中3や高校からだと、すでにLINEのグループができていて、途中で入っていけない」「スマホがないと話についていけない」といった意見も上がっています。特に中学以降は友人関係にスマホが必要になることも多く、多くの人が中学時代にスマホを手にしているよう。もちろん、「ウチは高校に入ってから」「自分でバイトしてスマホ代を払えるようになるまでスマホは持たせない」という家庭もあり、方針はそれぞれです。

逆に、「塾のお迎えとかで現実的に必要になる」といった理由もあり、小学校低学年からスマホを持たせているという家庭も意外と多く存在します。「早めにネットやSNSに慣れさせてた方が、逆に依存しなくてすみそう」など、今の時代に合ったスマホとの付き合い方を考えた上で早めに持たせているといった意見もありました。

早すぎても遅すぎても……見極めが難しい

まだまだ多いSNSトラブル
まだまだ多いSNSトラブル

ベンナビIT(株式会社アシロ)が、 2024年6月28日(金)~7月1日(月)の期間に行った「子どものスマートフォンに関するトラブルの実態」の調査では、子どもにスマホを持たせた時期について「中学1年生から」が24.4%、「小学校高学年(5年生~6年生)からが24.3%と約半数が11歳から13歳の間に持たせていることが、データからも見て取れます。

現在中学生のお子さんをもつある保護者は、この11~13歳の年代にスマホを持たせることについて、「遅すぎとも早すぎともいえない…」と複雑な感情を吐露します。

「我が子の周りでは、小6の卒業前まではキッズケータイ、卒業する頃にLINEなどのグループでつながりたいということで、スマホを持たせるご家庭がほとんどでした。うちの子も、小学校を卒業する前にスマホを持たせました。中学ではほとんどの子がスマホを持っていますが、LINEの誹謗中傷、ゲーム課金、スマホ依存など、スマホの利用でたびたび問題が起こっています。

例えば、学年で作っているLINEグループに不適切な写真をアップ。その中に、別の学校の生徒も交じっていて、他校で拡散されてしまった。別パターンで、他校の子をグループに呼び出し、みんなでよってたかって誹謗中傷をしてしまった……、などなど。問題を挙げればキリがないほどです。もちろん保護者も学校も、丁寧に指導しているとは思います。しかし、親たち、先生たちが思っている以上に子どもたちが幼く未熟である印象を受けました。フィルタリングは付けてもなぜか解除されている……いたちごっこですよ」

「それに、この時期は過干渉と管理の線引きがとても難しい……。思春期にも入るころで、小学高学年~中学入学のタイミングがスマホを持たせるのに最適だとは正直思えませんでした。早すぎなのか、遅すぎなのか……。もし、少しでも不安に思うことがあれば、みんながこの時期だから、みんな持たせるから、と安易に決断するべきではないと思います。学校だけでなく、警察、弁護士などを巻き込んだ事案に発展してしまう可能性が大いにあります」

実際に、ベンナビITの同調査では、「お子さんがスマートフォンにかかわるトラブルを経験したことはありますか?」という質問に対し、23.2%が「ある」と回答しています。多かったトラブルは、「友人間でSNSいじめがあった」「子どもがSNS上で誹謗中傷をされた、もしくはしてしまった」などSNS関係のトラブルが上位に挙げられています。

※ ※ ※

どの年齢であったとしても、まずはスマホを使う時のルールを親子で話し合い、それを子どもが守れるかがタイミングとして重要な条件の1つになりそうです。フィルタリング機能を利用したり、高額にならないプランを選ぶなど、親がスマホを管理していくことも必須でしょう。悩ましい問題ではありますが、それぞれの家庭に合ったタイミングを見つけられると良いですね。

(LASISA編集部)

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