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夫婦喧嘩が激減...するかもしれない考え方「妻は大自然」

  • 2024.7.19
出典:あんふぁんWeb

あんふぁんWebをご覧のみなさん、こんにちは!子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長の杉山です。結婚20年経った今、きっと夫婦喧嘩は少ない方だと思います。他の人と比べたことはありませんが。

妻の機嫌が急に悪くなって夫婦ゲンカに

でも、悩んでいる人、困っている人は結構いますよね。何気なくパパ友たちと会話をしていてもよく出てくる話題です。だいたいその原因は些細なこと。

そしてよく聞くのが・・・「なんか妻の機嫌が急に悪くなってケンカになった」という声。

わかります。

わかりすぎます。

そりゃ人はそれぞれ機嫌のアップダウンはあると思いますし、特に体調の波が大きい女性の方が頻度は高いのかもしれません。にしたって予告なしで急にキレられたらたまったものじゃありません。場合によってはほんのさっきまで機嫌よく過ごしていたはずなのに、みたいなこともあります。

ついでに言うと、うちの妻の場合、二人で話し合って決めたルールを自己都合で早々に反故にすることがよくあります。その理由を聞いたら「ルールを決めたときはそう思ったから決めたけど、今は違う」とのこと。そりゃないよって感じです。

まあここまで自由度が高いのはうちの妻だけかもしれませんが、少なくとも結婚20年経ってもまた妻をとらえられない。おそらくこれは一生無理なんだと思います。

若いころはこれをどうにかしたいと心から思っていました。でも今はこんな考えにたどり着きました。それがタイトルにもある・・・「妻は大自然」なのです。

アウトドア好きが口を揃えて言うこと

新型コロナが広まってから人気が高まったキャンプなどのアウトドア。決して頻繁に行くわけではないですが、僕も割と好きです。ところが、僕は生粋の雨男。こういったアウトドアで雨に降られることは少なくありません。

こればかりは自然のことですから、どうにもできません・・・

これです!

結局人間も生き物なわけで、言ってみれば自然の一部。つまり「妻」も「大自然」の一部なわけです。だからこそ、どうにもできないのです。

例えばキャンプ中に雨が降ってきたらどうしますか?

まずは傘をさす(雨除けのタープもいいでしょう)、もしくは濡れないように避難しますよね。つまり多くの場合、「雨が降っている」ということにはいちいち文句を言わず、この状況をどう乗り切ろうかと対策を立てて行動を起こします。

だって「なんで雨が降るんだよ!」とキレたところで、むなしいだけです。

そして、この「雨が降ること」を「妻の機嫌が悪くなること」に似ていると思いませんか?

どちらも予測不能で急に来る。

予報こそあれど絶対に当たるわけではない。

こっちじゃどうにもできない。

どうでしょうか?完全に納得はできないかもしれませんが、類似点は多いと思います。

対策を取りましょう

であれば、「なんで雨が降るんだよ!」は「なんで機嫌が悪いんだよ!」と同義。だとすれば無意味であることは明白。ツッコんだところでむなしいのです。でもなぜか夫婦だとそれをやってしまうのです。ついつい売り言葉に買い言葉で発展して、気が付けば嵐。そんな経験はありませんか?

じゃあ、どうすればいいのか?

対策を取りましょう。傘をさすのもいいでしょう。避難してもいいでしょう。少なくとも「雨が止むまで=機嫌がおさまるまで」待つしかないのです。

雨以外にも自然は本当に予想外のことばかりですが、それは妻も同じ。なぜ今やらないと後で大変になることを放っておく?開けたドアを閉めずに放置する?など謎行動はいくらでもあります。この辺は「予想外」というより、もはや「何を考えてるかわからない」という感じかもしれませんが、とにかくよくあるわけです。

それを自然と考えると、いちいち引っかかっていても無駄なんです。

だって、どうにもできないんですから。

なんならアウトドアが好きな人は口を揃えていうじゃないですか。

「自然は自分ではどうにもできないからこそ面白い」

じゃあ、妻もまた面白いはず。というか楽しみかたを考えればいいはずです。

大自然は妻だけじゃない

ただ、忘れてはいけないことがあります。

人間はどうにもできない大自然だととらえるのであれば、わが子もまた大自然。確かに何考えているかわかりませんよね。

そして「自分もまた大自然」なんです。

パパ友から聞いた「なんか妻の機嫌が急に悪くなってケンカになった」や「妻が何を考えているかわからない」ということは、裏を返せば妻も同じことを夫に思っている可能性は高い、いやほぼ100%そうなんだと思います。

男性だって機嫌のアップダウンはあります。突然腹が立つことだってあります。自覚はしていませんが、きっと謎行動もたくさんしています。

結局のところ、お互い様なんですよね。

そう考えると、まあ仕方ないと思えませんか?

少なくとも最近の僕は、家族だけでなく、周りの人たちを「大自然認定」しているので、多少の理不尽な行動や発言にもいちいちひっかからず、「じゃあどうしようかな」と考えられるようになったと思います。

これ、自分自身が余計なエネルギーを使わないで済むからとてもオススメです。

ちなみに、僕が関わるテレビやラジオの世界では、天気予報などで雨が降ることを表現するときに「天気が悪い」とは絶対に言いません。必ず「天気がぐずつく」と言います。これは雨も農家の方々や作物にとっては恵みであり、「雨が降った方がいい」と感じる人もいるためです。

梅雨の時期、雨が降ると憂鬱な気持ちになりがちですが、その雨で助かる人もいるんだなと思いを馳せて、少しは気を楽に過ごしていきましょう!

この記事を書いたのは

出典:あんふぁんWeb

杉山錠士

1976年、千葉県生まれ。兼業主夫放送作家(株式会社シェおすぎ所属)。子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長。ファザーリング・ジャパン会員。アドラー心理学勇気づけ勉強会ELMリーダー。品川区内小学校の現役PTA会長。20歳と12歳という年の離れた2人の娘を子育てする兼業主夫放送作家として、「ちょうどいいラジオ」(FMヨコハマ)「宮﨑薫のHump Night With Me」(TOKYO FM)などFMラジオを中心に情報番組、子育て番組などの構成を担当。「日経DUAL」をはじめWEBメディアでは各種コラムや記事を執筆。地域ではPTA会長やパパ会運営を歴任。FJ内プロジェクト「秘密結社 主夫の友」では広報を担当。「日大商学部」「筑波大学」や大田区両親学級、品川区男女共同参画課などで講演を実施。

■著書

*新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~(主婦の友インフォス情報社)

*急に「変われ」と言われても(共著:熊野英一 小学館クリエイティブ)

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