1. トップ
  2. おでかけ
  3. 東京で30万人動員!名古屋市科学館で特別展「毒」、9/23まで開催中

東京で30万人動員!名古屋市科学館で特別展「毒」、9/23まで開催中

  • 2024.7.19

毒は怖い。でも、気になる! そんな好奇心を刺激する特別展「毒」が、名古屋市科学館で開催されています。 東京・国立科学博物館で30万人を動員した、話題の企画展です。

「毒とは?」を、多角的に考えられる展示

特別展「毒」の展示は、さまざまな毒の紹介と解説にとどまりません。 毒がもたらした生物の進化や人間と毒の共存まで、多角的に考えられる構成になっています。

ちなみに今回の展示での毒の定義は、以下。

・人や生物に害を与える物質
・普段は毒とならないが、摂りすぎると害になる物質
・特定の人や生物に害を与える物質(アレルギー物質など)

出典:リビング名古屋Web

つまり、洗剤もマグロもお酒も、毒といえば毒。 毒っていったい、何なのでしょう?

大迫力の拡大模型も!毒の博物館

出典:リビング名古屋Web

特別展「毒」は5章に分かれており、第2章の「毒の博物館」は拡大模型や標本の並ぶエリア。

実物の約40倍のオオスズメバチと約30倍のハブは、大迫力です。 写真の右奥には、約100倍のイラガと、約70倍のセイヨウイラクサも。

毒の役割について考えたことがなかったのですが、「攻めるための毒」と「守るための毒」があることを知り、目からウロコでした。 音声ガイドもありますし、解説にはふりがなが振ってあるので、子どもでも理解しやすいです。

出典:リビング名古屋Web

有毒な爬虫類として、世界最大の毒蛇であるキングコブラの全身骨格と、世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲの標本もありました。 黒い壁と抑えめの照明の効果もあり、かなり怖い!

出典:リビング名古屋Web

菌類や鉱物にも、毒を持つものは多いですよね。 きのこの展示も充実していたので、きのこモチーフが好きな人にもたまらないのではないかと思いました。

毒で進化?毒をあやつる?

出典:リビング名古屋Web

後半は、毒をめぐる生物同士の関係や人間と毒の関係について考える展示です。

例えば、毒がある生物に擬態したり、毒への耐性を付けたりするという、生物の生存戦略。 あるいは、毒物を利用して殺虫剤を作ったり、有毒な動植物を毒抜きして食べたりという、人間の知恵。 もちろん良い面だけでなく、マイクロプラスチックなど人間が生み出してしまっている有害物質もあります。

これらを毒という観点から考えたことがなかったので、「なるほど!」の連続でした。

今年の夏は、楽しく「毒」を学ぼう

出典:リビング名古屋Web

特別展「毒」は、「毒」をきっかけに生活や未来を考えられる展示。 大人だけで時間をかけて見るのも、親子で楽しむのも、どちらもおすすめです。

出典:リビング名古屋Web

またグッズも魅力的なので、観覧後のお買い物の時間も想定して予定を立てると良さそうです。 魔法の書のような公式図録のほか、Tシャツやトートバッグなどの公式グッズ、きのこのぬいぐるみ、テントウムシに擬態したクロボシツツハムシが含まれるテントウムシグミ、ピンズや缶バッジのガチャガチャなど、気になる商品だらけでした。

元記事で読む
の記事をもっとみる