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グルマン温故知新:新富町〈GINZA HMACHiPON〉名店を卒業した夫婦が営む、ザ・ワイン屋

  • 2024.7.19
大人様プレート

新富町〈GINZA HMACHiPON〉

名店を卒業した夫婦が営む、ザ・ワイン屋

オーナーシェフの池田崇之さんとソムリエの池田真知子さん夫妻は共に、ワイン居酒屋〈ポン・デュ・ガール〉の出身。昨年末の閉店に伴い、独り立ちならぬ、ふたり立ち。新店でも「ワイン屋でありたい」というスピリットは健在だ。

大人様プレート
ヒントにしたのは東銀座の某有名店のランチ。「カスレに似ていて、ほぐしながら食べることを思いついた」と池田シェフ。肉の旨味が凝縮したラムソーセージにマッシュポテト、身離れのよい鶏のコンフィ、パンチのあるガーリックライスにさっぱりしたピクルスを添えて。ネーミングにもグッとくる。2,500円。
奥久慈卵のウフマヨネーズ
パリっ子のソウフルードであり、ビストロ定番の前菜。濃厚でコクのあるブランド卵〈奥久慈卵〉をいい具合の半熟卵に。一から手作りする自家製マヨネーズは酸味も程よく、素材の持ち味を引き立てる。1個200円。
白モツとトリッパの煮込み
香味野菜とブイヨンで煮込んだ白モツとトリッパにクスクスを添え、仕上げにパセリソースを。ペペロンチーノピッコロと辛さや風味が異なる唐辛子を2種類使った辛味オイルは味変に。ワインが進む温菜。1,200円。

「ナチュラルも好きだけれどこだわりすぎず、デイリーなものからハレの日のワインまでバランスよく揃えています」と真知子さん。料理はアラカルトでフレンチ、イタリアンとジャンルは関係なく、ワインに合う品々を。シャルキュトリやオムレツ、パスタや炭火焼きも惹かれるが、スペシャリテは大人様プレート。

「〈ポン・デュ・ガール〉のカスレが大好きで、新しい店でも提供できるように」と一工夫。鶏のコンフィにラムソーセージ、ガーリックライスをワンプレートに仕立て、トマトクリームソースをつなぎ役に。「ごちゃ混ぜにして食べてもおいしい」と池田シェフ。懐にも優しいとくるから、通わずにはいられまい。

GINZA HMACHiPONのオーナー池田シェフ
「素材をシンプルに生かすよう心がけています」と池田シェフ。
GINZA HMACHiPONの店内
テーブル席のほか、入口付近にスタンディングスペーも。

Information

GINZA MACHiPON

〈ギンザ マチポン〉
住所:東京都中央区銀座2-14-7 銀座OMビル1F
TEL:03-6264-3346
営:17時30分~22時30分LO(土・日・祝16時~22時LO)
休:火曜日

東京メトロ新富町駅1番出口から徒歩4分。2024年3月1日オープン。旬の素材はもとより、奥久慈卵に梅山豚(メイシャントン)、フランス産シャロレー牛など主役級の素材も取り入れる。メニューによってはハーフポーションでの提供も可能。シャルキュトリー700円~、バゲット200円、フロマージュ各種600円、デザート「まちこプリン」750円も。グラススパークリング880円、グラスワイン750円~。冷前菜200円~、温前菜950円~、肉料理980円~、パスタ880円~。カウンター10席。テーブル1卓4席。

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