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小5からの中学受験、模試では最下層からボリュゾへ快進撃!しかし、現実はなかなか厳しいようで【後編】

  • 2024.7.18

前回に引き続き。中学受験にヒーヒーしている我が家の物語です。バックナンバーはこちら→小5から中学受験塾に通い始めたら、家族に負の連鎖が。どうなる?最下層からのチャレンジ【前編】さて。

中学受験の成績最下層がどうあがくか?というお話

はい。実話です。全て。長男が中学受験をしたいと言い出すまで、それなりに取り組めば、まぁ普通くらいの偏差値は取れるんじゃないの?と思っていました。うん、無理でした。一方で、長男が通塾しているのは関西系の大手。模試のレベルは結構難しく、他の模試よりも偏差値が低く出るとの噂。要するに『難関中学受験対応』に優れている塾なのです。通塾が始まってちょっとしたくらいに、うーーん。我が家にはオーバースペックかも?と私も思い始めました。元々最難関中学を目指している訳ではない。もちろんそれなりに高い所も視野に入れていますが、全国区で有名な学校を受ける訳ではない。それなのに、宿題もべらぼうに多く、模試の偏差値は泣くたくなるほど低く出てしまいますし、このままだと消化不良も多くなってしまうだろうな。基礎の徹底と言っても周囲が応用に手を付けていたら焦るだろうし。尚、長男は学校から帰ってきてから、ずーーっと近所の友達と塾が始まる時間まで遊びまくっています。彼の仲良しの友人はほぼ全員、中学受験をするので、みんな5時半にはサーっと塾へ急ぐようですが。息子もそんな感じ。まぁ毎日、息抜きはしているので、ストレスはそこまでない様子。でも、無理はしていると思う。大変だもん。何度か長男にも、「中学受験から撤退しない?高受に切り替えない?はたまた、もう少しユルイ塾にしない?」と真面目に問いかけたことがあります。しかし、彼は毎回、

「自習室があるし、この塾でもう少し頑張ってみたい」

と言うではないですか。そんな中、5月下旬、塾の模試が迫っていました。模試3回目。入塾してから3か月。つらいことばかりではなく面白味を感じるようにしないと、しんどくなりそう。そうだそうだ。

理科と社会で自信をつけさせる

友人が言っていた言葉を思い出し、理科は植物、社会は地理と農業の範囲をクイズ形式で問題を空き時間に出すことにしました。ご飯の時などに楽しみながら。これがかなりヒートアップしまして…実は、2歳年下の小3の弟がサッカーが大好きで、J1~J3全チームのネーミングと所属県を覚えています。そこから派生して、いつの間にか都道府県の名前や形だけでなく、川も平野も山脈も全て覚えています。そのため、クイズになぜか中学受験予定のない弟が余裕で答えてくる。長男、必死。負けてたまるか~!と地理を頭に叩き込んだようです。泣くほどヒートアップする時もありましたが、大いに学びになったと思います。それから、しばしの時間が過ぎ…塾の模試当日の朝になりました。大手塾は試験当日を想定して朝からテストがあります。長男には、「楽しんでおいでよ!」と声をかけて見送りました。模試が終わった後、家族で長男を塾まで迎えに行き、次男の推しチームのJ1の試合を家族で観に行きました。もちろん模試を受けている長男は、

推しチームのサッカーユニフォームを着て模試を受けていました

迎えに行った母も、父もみんなユニフォーム。どんな家族や。その日、推しチームのサッカーは惨敗。母は、サッカーを見ながらも模試がどうなったか気になって仕方がなかったのです。サッカーを観戦している時に何気なく手ごたえを聞くと、「算数は今までにないくらい集中できた。国語はダメ。」とのこと。社会は?理科は?と聞きたいところですが、グッとこらえます。模試後、問題用紙と共に回答も渡されます。算数は自己採点が出来るかな~と思ったのですが、問題用紙には一部しか書いていない!基本、頭の中で暗算してしまうので、それがネックになっていました。うーーん。今のところ文字を書くことが苦手な長男。算数が得意な理由は『書かずに暗算できるから』。ある意味そちらの方が大変だと思うのですが。この辺りは今後も注意していかないと。思考した証拠を残さなければ、テスト中に見直しも出来ず、効率も悪い。点数にも繋がらない。テスト慣れしていないからか、選択問題も『ここ選んだよ!』という印をしていません。うーん。こういう部分も教えないとな~テスト中に見直しもできないじゃん。課題が残る~~今までの模試だと、結果が低いことが分かっていたので、そこまで興味がありませんでした。でも今回、

一応、対策はしてみた

これで伸びなければ、撤退も本当に視野にいれよう。よく頑張った。中学受験は通過点であって全てではない。小学校の時はもっと違うことに時間を費やすのもひとつだ。一方で、模試の結果速報は週明けの水曜日に出るとのこと。水曜日の17時ですって。それはそれで緊張する!ドキドキしながらその週を過ごしました。で、水曜の17時よ。職場の隅で、スマホを確認する私。ん?んんん??なんと、4教科の平均偏差値が10以上アップ社会に関しては15以上アップ。算数も10以上アップ。国語はほぼ横ばいですが、それ以外の3教科は初めて、

ボリュゾの仲間入りしました

よっしゃ!小さくガッツポーズする私。帰宅後、速報の成績を息子に見せました。画面を見た途端、「よっしゃーー!!!」身体をかがめ、雄たけびをあげながら喜ぶ長男。ハイタッチする親子。弟たちも喜び、みんなでボリュゾに入れたことを祝いました。ボリュゾごとき、されどボリュゾ(by最下層のつぶやき)うん。物語だとここから躍進・・となるじゃないですか。現実は違うのよ。現実は…やっぱり小学生なんです。まだ。長男、ずいぶん成績が上がったのでこのまま勢いに乗ると思うじゃないですか。模試の答え合わせも積極的にすると思うじゃないですか。「えっ、答え合わせなんかヤダよ」かーなーり嫌がり、しぶしぶ算数と社会だけ何とかやっつけ、国語はお蔵入り、理科は重要な部分だけすこーし見たかな~って感じ。

これがリアルです

ちなみに、後日、塾より試験結果が直接長男に返されました。最下層クラスの一番前に座る長男。先生は、答案を生徒に返す前にこう言ったそうです。「成績が伸びた人、高い成績を取った人から返却します。」生徒たちは、いつも前の席から返されるのに、変なの~と思っていたらしい。「では、ぽに長男くん。」長男が呼ばれたため、そのクラスの子達は「なーんだ。一番前からの返却じゃん」と声があがったそうですです。その後すぐ、本当は上のクラスに進級できるのに、本人の希望で下のクラスにと留まる成績優秀な女の子の名前が呼ばれました。「えっ、えーーーー!!!」この時、教室がザワついたと。一番前で自分達より遅く入ってきたドンくさい児童が、何だか躍進しているぞ!と。で、張り出されたらしい。【今回の模試で偏差値アップした人トップ5の表】が。長男、国語以外で上位にランクイン。なんなら、算数と社会は、

偏差値アップ1位

よきよき。ただし!小学生とは残酷なもので、「お前、逆に今までどんだけ偏差値低くかってん…」と何人かに突っ込まれたらしい。長男、ニコニコしながら、「今まで低かった偏差値がバレちゃった。てへ。」と言っていました。いや、最下層クラスの一番前・真ん前に座っていたから、モロばれてたで!隠しきれてないからね!まぁ、いいか。この調子でいったらいいね。母はとにかく見守るとします。

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