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【2024年女性大臣の日】リーダーシップを発揮して、世界をけん引する注目の女性たち

  • 2024.7.18

20代の大臣や30代の首相などの若手から長年にわたり国を支えてきたベテラン陣まで、社会を変えてきた女性リーダーを紹介

Anna Moneymaker

女性初、黒人初、南アジア系初のアメリカ副大統領。インドとジャマイカから移住してきた両親のもと、カリフォルニア州に生まれる。多様なバックグランドを持つ彼女の2020年の勝利宣言は、多くの女の子と女性たちに希望と勇気を与えたに違いない。「私は初めての女性副大統領になるかもしれませんが、決して最後ではありません。なぜなら、今夜この場面を見ているすべての少女たちが、アメリカは可能性に満ちた国だとわかったはずだからです」

今年の米大統領選で再選を狙うバイデン大統領は11月に82歳になる。その第一継承者として、60歳になるハリス副大統領も大注目されている。

Dia Dipasupil

2021年に初めてネイティブ・アメリカンの女性が入閣するという歴史的な出来事が起こる。その人物が1960年生まれのデブ・ハーランド。ニューメキシコ大学のロースクールを卒業。彼女の家系は、ニューメキシコ州に土地を持つプエブロ・ラグナ族とつながっている。

自身の祖父母・父母世代のように、差別や迫害を受けてきたネイティブアメリカンコミュニティの復興のために尽力している。ほかにもハーランドは環境保護に強い関心を持ち、2030年までにアメリカの海の少なくとも30%を自然保護区化する目標を掲げている。

アメリカにはほかにも、ジャネット・イエレン財務長官、ジーナ・レモンド商務長官、ジェニファー・グランホルム エネルギー長官、アヴリル・ヘインズ国家情報長官などの女性大臣がいる。

Anadolu

1993年生まれのエミリエ・エンゲル・メールが法務・公共安全大臣に就任したのは、2021年。当時の彼女はまだ28歳。ノルウェー史上最年少の女性大臣の誕生だった。

彼女の政治キャリアは、2013年から議員としてはじまる。就任直後はオスロでの銃撃事件など悲劇がつづき、大臣としてのリーダーシップが試されることに。国際協力の場では、防災分野でノルウェーを代表して国際的な取り組みをプレゼンしたりと存在感を高めている。

Mat Hayward

ノルウェーに2024年にできたばかりのデジタル化推進を担う省庁で、初代デジタル化・行政大臣として就任したカリアンネ・トゥング。前例のないこのポジションに抜擢された彼女のバックグランドは?

2013年から国会議員としての経験も持っているトゥングは、大臣就任前までは、企業のCEOとしてデジタル化推進に取り組んでいた。まさに同ポジションに最適な人物! 「ノルウェーで最も重要な仕事の一つをはじめることを、とても楽しみにしています」と意気込みをインタビューで語っている。

グローバルジェンダーギャップ指数ランキング」では、18年連続でジェンダー格差の少ない国トップ3にランクイン。ジェンダー平等を実現している国としてリードしているノルウェーだけど、彼女のリーダーシップでデジタル化でも、今後新たなお手本を見せてくれるかも⁉

ノルウェーでは、ルブナ・ジャフリ文化・平等大臣、マリアンネ・シーヴェットセン・ネス漁業・海洋政策大臣、アンネ・ベアテ・トヴィンネライム国際開発大臣など多くの女性大臣が重要なポジションで活躍中。

Jonas Ekströmer/TT

2022年に26歳の若さで気候変動・環境大臣に任命されたロミーナ・ポルモクタリ。スウェーデンといえば、10代から環境活動に参加するグレタ・トゥーンベリの出身国。気候変動の危険性について議論を巻き起こし、何百万人もの若者たちによる大規模な世界的運動を立ち上げた彼女の功績については、みんな聞いたことがあるかも。

ポルモクタリは、今年ケニア・ナイロビで開催された国際会議で、気候変動対策やプラスチック汚染対策、生物多様性への脅威への対応など重要課題を訴えるなど、気候変動・環境大臣として国際舞台でも存在感を見せる。

ストックホルム郊外のイラン系家庭に生まれる。学生の時から政治に関心があり、政党の青年組織のリーダーとして若い時から活動し、その後、スウェーデン史上最年少の大臣として就任。

スウェーデンでは、ほかにもエリサベト・スバンテッソン財務大臣やパリサ・リリェストランド文化大臣などの女性大臣がリーダーシップを発揮している。

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