「息子くん、下手くそだから試合に出ないでくれない？」【鬼ママ友】を → 救世主が成敗！

自分の子どものことしか考えられない親って時々いますよね。もちろん誰だって自分の子どもが1番なのは当たり前ですが、集団行動でもそんな調子だと周囲から冷たい目で見られることも……。今回は子どもの習い事で遭遇した自己中ママのエピソードを友人が聞かせてくれました。

サッカー初心者の息子

私の息子は小学校1年生で近所のサッカークラブに入会しました。ずっとサッカーに興味津々で「僕もやってみたい！」と言っていた息子は、念願のサッカーができることになって嬉しそう。

未経験からのスタートなのでまだまだ技術もなく、ルールもうろ覚えですが、本人がやる気を持って前向きにがんばっていたので、私も夫も全面的に協力していました。

最初は下手でしたが、本人の努力の甲斐あって、経験者の1年生ともなんとか一緒にプレーできるようになってきた頃のことです。
コーチも頑張りを認めてくれて、「本当に上手くなったね！もう試合に出てもいいかもしれない」と言ってくれて、親子で大喜び！

しかし、それを聞きつけたA子というママ友が、こっそり「悪いんだけど、まだまだ下手くそだし試合には出ないでほしいの」と言ってきたのです……！

A子の息子は3年生で、サッカーも飛び抜けて上手です。そんな子の親からすれば、私の息子はまだ初心者に毛が生えたようなものなのでしょう。

しかし、だからと言って「試合に出ないで」なんて言われる筋合いはありません。
私は「息子なりに頑張ってますし、コーチにも出ていいって言われたので」と必死で反論しました。

するとA子は「それでもまだ下手くそでしょ？足手まといなのよね。サッカーってチームプレーだから」とバッサリ！
あまりにも心ない言葉に、私は唖然としてしまいました……。

しかしその時、チームメイトの別のママたちがやってきて、「誰だって最初は初心者でしょ。そんな考えなら一緒にやっていくのが不安だわ。サッカーってチームプレーだから」と言い返してくれたのです！
A子はさすがに何も言い返せませんでした。

その後、息子はどんどん実力を伸ばし、A子の息子とも互角に渡り合えるようになってきました。
試合に勝ちたいからこその言葉だったのかもしれませんが、それでも私はあの時のA子の言葉を反面教師にして、息子に「サッカーを始めたばかりで下手な子にも優しく教えてあげようね」と言い聞かせています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの