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【東区箱崎】超穴場!探検好き必見!ミライノアナログ、喫茶室

  • 2024.7.27

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web特派員hajimeです。 ランチ会、カフェ会など、ゆるい交流会に行ってましたら、人間関係広がりまして。東区に友人知人が増えました。 その友人知人宅へ行く時、地図で「隠れ家カフェ」とか調べてたら、なぜかヒットしたのが、『ノビシロ珈琲』でございました。同じ場所で『喫茶アナログ研究室』とも地図に出てきます。 同じ場所で、喫茶店が二つ?しかも、なんだかレトロなビル。謎を解き明かしたく、突撃したのであります!

水~土、喫茶アナログ研究室

福岡市地下鉄貝塚線「箱崎九大前」から、箱崎新道をJR箱崎方向へ向かいます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

まっすぐ進みますと、左手側に箱崎101号線がありますので、そちら側へ。
梅津ビルという建物の中にあります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ビルの下に看板あるんですけど。

出典:リビングふくおか・北九州Web

黒板にチョーク。上の郵便受けの錆具合が、なんとも昭和な香りが。
階段を上るらしいです。探検隊の気分です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こ、この階段だけみると。お盆などにTVの特番でみる何かのような?いいのか?

出典:リビングふくおか・北九州Web

な、なにかこう、昭和映画の撮影セット的な?

出典:リビングふくおか・北九州Web

は、入っていいんですか、コレ?
ノックすると、どうぞ、と男性の声。
入って、カウンターに座ります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ジャズで有名なジョン・コルトレーンのレコードがカウンターに飾られています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

マスターの山内さん、DIYがお得意だそうで、カウンターの後ろの棚や、このレコードの置台、自分で作ったそうです。凄い、器用ですね!ジャストサイズへのこだわりがステキです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

メニューがシンプルで、わかりやすい。(メニューは取材時のものです) レコードようかん、とあったので、それとコーヒーを頼んでみました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

珈琲を淹れてもらいながら、話を聞いてみます。 マスター、山内信弘さんは、オーナーと友人だそうで、お誘いされて喫茶室を始めたんだとか。以前は飲食店をされていて、趣味で、コーヒーのいろんな淹れ方を楽しんでいた、とのこと。
このスペース、他の曜日は、マスターが違うそうで。それぞれのマスターが、それぞれのカラーを出しているようです。なんとなく、スペースの実験場のような感覚が、面白いですね~。このスペースを、お客様と共に、いろいろと、劇場のように作り上げてゆく空間のような、そんなワクワク感がありますね~。このスペースの在り方、私には謎なので、さらに探りたいと思います。

出典:リビングふくおか・北九州Web

コーヒー(中深)、苦みも酸味も、しっかりあります。うん、目覚める~!ぼんやりしてた頭がはっきりする感じです。焙煎は店でやってるそうです。だから、味がしっかりしてるのですね~。

出典:リビングふくおか・北九州Web

おお!確かにこれは、レコードだあー。丸い羊羹にバナナチップ、最中。なかなか面白い見た目。羊羹、なめらかです。羊羹の甘さを、ときどき、最中で口直し。バナナチップも、違う食感になって楽しい。ん?これは。このフォークはもしや?

出典:リビングふくおか・北九州Web

食べ終わって、フォークを皿にのせてみると。プレイヤーにレコード、その上にレコード針、の絵が完成します。もちろん、出されるときは、一番ベストな美しさで出していただいてますので、これは私のお遊びです。
マスターのお話によると、やはり、羊羹のサイズと形に苦労したらしいです。
この羊羹、どんな容器(型)を使ったと思いますか?なんと、計量カップ。なかなか思いつきませんよね~!
そして羊羹をどんな形で提供するのか。
レコードに見える食器、レコード針に見立てられるフォーク、板のサイズ、箸置き、提供しやすいか、作りやすいか。試行錯誤の日々でしたが、あるとき、ポンポン、と決まったそうです。
何か一つ、提供するにも、たくさんの工夫がなされているのですね。
この記事では、喫茶室としての紹介に留めますが、マスターの山内さん、本当に音楽がお好きな方なので、音楽のいろんなお話が聞けますよ。
奥に和室があるんですが。

出典:リビングふくおか・北九州Web

和室にジャズの雑誌、いっぱいです。
音楽のお話、ぜひ、お店で聞いて下さいね。

日、月、火、Nobishiro(ノビシロ)珈琲

同じビル、同じ部屋、なんだけど、別のマスターの喫茶室。珈琲とお酒の「ノビシロ珈琲」。
「喫茶アナログ研究室」さんとの違いは。カウンターにお酒が並ぶことかな。

出典:リビングふくおか・北九州Web

カウンターにお酒が並ぶだけで、ホントに、違うイメージです。
「喫茶アナログ研究室」さんでは、カウンターでしたので、今回は、奥の和室へ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

入り口付近。板の間で、靴を脱いで上がります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

和室には、別空間が広がっておりますよ。
本を読みながら、まったりしたいですね。

出典:リビングふくおか・北九州Web

あなたに合う一杯?なんでしょうか?

出典:リビングふくおか・北九州Web

お酒もあります。
でも、あなたに合う一杯、気になりますね。
お尋ねすると、ヒアリングをして、今のその方に合った一杯を作ってもらえるんだそうです。
では、それにしましょう。ついでに、スノーボールという、クッキーも。
マスター、大城遼平さんにいくつか質問をされます。答えてゆきます。答えていると、大城さん、何かイメージしているようです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

珈琲の香りが立ち上ります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

おお、なみなみと、そそがれた珈琲が嬉しい。ガラステーブルの下に、畳が見える、この昭和感がたまらないね。 豆は、コロンビア、「EL CEDRAL」という農園のもの、とのこと。
ダブルアナエロビックファーメンティション製法、嫌気性の発酵を二段階で作られてるそうです。(アナエロビック:嫌気性、ファーメンティション:発酵)
豆ごとにレシピを変えている、とのことです。一か月で豆を変えるそうです。
コーヒーはヒアリングで出す形と、スタンダードがあります。
ヒアリングで出す形なのは、コーヒーをその人にとっての美味しい形にして飲んでもらいたいから、だそうです。そして、その人の気分、その日に合うものを出したい、という思いから。

珈琲、飲んでみますと。最初はフルーティで、酸味を感じますが、苦みはあまり感じない。けれど、時間がたち、温度が低くなってくると、じんわりと苦みが増してくる感じです。
珈琲のお供に、スノーボールというクッキー、チョコレート味を、いただきます。さっくり、ほんのりとした甘み。コーヒー、700円、スノーボール一個100円、でした。

なんだか、まったりしてしまう~と、テーブルの下をみると。あっ、こ、こんなところに~。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ガラステーブルの下に、コッソリ、碁盤テーブルが潜んでいたわ~。うわ~、昭和な団地でお父さんと息子が囲碁を打つ姿を妄想しちゃったわ。
なんだか長居したくなります(笑)。
マスターの大城さん、なんだか楽しそうにお話しされる方です。
お酒も出るんですが、食べ物の持ち込みは可能とのこと。食べ物に合ったお酒、出していただけるそうですよ。通いたくなっちゃいますね!

同じ場所で喫茶店が二つ?の謎

このスペース、私には謎が多かったので、オーナーの原田謙剛さんにお話を聞いてみました。
スペース名『ミライノアナログ』
会員制。インスタグラムでフォローすると、会員になれるそうです。
ミライノアナログ インスタグラムアカウント @mirai.no.analog をフォロー下さい。

箱崎にある梅津ビル、302号、304号、305号が利用可能なスペース。
302号を喫茶室として使っていて、喫茶人が山内さんと、大城さん。喫茶アナログ研究室、ノビシロ珈琲は、単独ではなく、スペース「ミライノアナログ」の喫茶室を担当している、とのこと。

ミライノアナログ、利用規約をみせていただいたので、スペースの理念を掲載させていただきます。

スペースの理念(利用規約より)
「ミライノアナログは、喫茶文化や小さな仕事の未来を考え、新しいアナログ文化を生み出してゆくことを目的としたスペースです。このスペースでは、喫茶を通じたコミュニケーションの場を提供し、インテリア書籍やアナログレコードを通じて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、各部屋の設備を活用し、クリエイティブな活動や小規模なビジネスの拠点としても利用することができます。
ミライノアナログは、アナログの魅力を再発見し、日常の中でその価値を実感できる場を提供します。喫茶文化の温かみと、小さな仕事の創造性が交わるこのスペースで、新たなアイデアや交流が生まれることを願っています」

オーナーの原田謙剛(はらだけんごう)さんの思い、理念にこめられていますね。 詳しい案内は、302号室の喫茶室の担当者にお尋ねください、とのことです。

私が感じたのは、スペース自体は、昭和なレトロ感なのですが、スペースの使い方などの発想は新しいなと思いました。一つの場所で、ただ、同じことをやるわけではない。曜日や時間によって、いる人も、集う人も違う、使い方も変化する。これからの時代に必要な何かが、生まれそうな場所ですよね!これから変化してゆく時代の中で、これまでと違った生き方もあるかもしれない、そういうことを、発見できるかも、って、思える場所でした。 古いけど、新しい場所、訪れてみませんか?

ミライノアナログ 喫茶室
住所:福岡市箱崎3丁目10-5 梅津ビル302
営業日・時間:
喫茶アナログ研究室 水木 13:00~21:00 金土13:00~22:00
Nobishiro珈琲、日月火曜 11:00~23:00
喫茶アナログ研究室 インスタグラム @kissa₋analog
Nobishiro珈琲 インスタグラム @nobishiro_coffee
ミライノアナログ インスタグラム @mirai.no.analog

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください


この記事を書いた人
hajime
福岡市早良区在住の投資家ヨガ教師。元保険会社勤務。趣味は芸術鑑賞。歌舞伎、ディズニー、コスプレ好き。自宅図書室の本、5000冊のうちマンガ4000冊。趣味の投資で自由満喫の女です。

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