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白い服のシミ、時間がたった時の落とし方は? 黄ばみや黒い汚れの染み抜きも

  • 2024.7.18

時間がたった白い服に付くシミの種類

イエコレクション iecolle

白Tシャツや、制服の白シャツなどに付いたシミ。
時間が経ってしまうと、なんのシミだっけ?と忘れてしまうことも。
まずはシミの種類から解説します。

水性

いつも通りの洗濯で落ちることも多い水性のシミ。
コーヒーやジュース、ワインをはじめとする酒類、ソースやケチャップなどが水性のシミです。
食べ物や飲み物のシミが多く、落し方の特徴としては、食器洗い用洗剤などが用いられます。

油性

油性のシミは油分を含んでいるため、水を垂らすと弾きます。
食べ物で言うとチョコレートやミートソース、バターなど。
その他で言うと、口紅やファンデーション、油性のボールペンなど。
水ではなくお湯、油分のある洗剤を使用するなど、水性のシミとは落し方が異なります。

不溶性

泥汚れやサビ、墨汁など、油性の汚れを落とす洗剤や、水などでは落ちない不溶性のシミもあります。
他には、ゲルタイプのボールペンインクや、香水なども不溶性です。
サビ落とし、泥落とし、いずれも不溶性の汚れの落とし方にはコツが入るのが難点。
シミの種類によってはプロの手を借りなければ落ちないケースもあります。

時間がたった白い服のシミの成分を見分ける方法

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時間がたったシミは何のシミだったか忘れてしまうことも。
そんな原因不明のシミの種類を見分ける簡単な方法を解説します。

水を垂らして確認

最も簡単な見分け方は、水を垂らすこと。
シミに水を垂らした際に、シミの色が濃くなれば水性、シミの部分が水を弾くようであれば油性です。
成分そのものが分からないときは、まずは水性・油性を確かめるといいでしょう。

アルコールやベンジンを使う

アルコールや、襟や袖の汚れ落としにも有名なベンジンは、油性の汚れを落とすのに有効です。
よって、アルコールやベンジンで落ちるシミならば油性、落ちないシミならば水性と判断できるでしょう。

シミを落とす前に洗濯表示を確認

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シミを落とす前には、大切な衣類を守るために必ず洗濯表示を確認しましょう。
洗濯時に注意しないといけないことはあるか、耐温度やワイドハイターの使用は可能かなどが分かります。
布によっては濡らすだけで傷んでしまうものもあるため注意が必要です。

時間がたった白い服のシミの落とし方

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白い服に付着した、時間がたったシミはそもそも落ちるのか心配な人もいるのでは。
水性、油性、それぞれ方法やおすすめの商品を紹介します。

【時間がたった白い服のシミの落とし方】水性のシミ

水性のシミには衣類用洗剤、食器用洗剤を使用します。
どちらを使用する場合も薄めて使用し、まずはシミ全体を叩くところから。
乾いた布の上にシミが付いている方が当たるように重ね、ブラシなどを使用してシミを叩きます。
ある程度落ちたらシミをぬるま湯でもみ洗いし、洗剤を落としましょう。
最後に洗濯機で洗って完了です。
このとき必ず洗濯表示を確認しましょう。

【時間がたった白い服のシミの落とし方】油性のシミ

時間がたった白い服の油性シミを落とすには、油性の汚れに有用性のあるアルコールやベンジンなどをまず使用します。
アルコールやベンジンなどを付けた布などで、シミを外から内に叩き、繊維の奥に浸透した時間がたったシミを押し出すイメージ。
次に、食器用洗剤や衣類用洗剤でシミを再度叩き、シミの部分のみぬるま湯で揉み洗いします。
最後に洗濯機で洗って完了です。

【時間がたった白い服のシミの落とし方】頑固な油性のシミは煮洗いで落とす

時間がたった白シャツ、白い服の頑固な油性シミは、叩いて洗うのみではなかなか落ちづらいのが難点です。
そんな頑固な汚れには鍋に湯をたっぷり沸かし、煮洗いという落し方がおすすめ。
まず1Lのお湯に対し、大さじ1の粉石鹸を混ぜます。
そして頑固なシミが付いた白シャツ、白Tシャツなどを10分ほど煮て、冷ましてからすすいで完了です。
やけどに注意して行いましょう。

白Tシャツなどに付くおや黒い汚れの原因は?

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白Tシャツに付いた黄ばみ、白シャツに目立つ襟ソデの黒い汚れ。
目立ってくると、もう着られないなんてことも。
ここでは、落し方の前に黄ばみや黒い汚れの原因を解説します。

洗濯で落としきれていない皮脂汚れ

白シャツや白Tシャツに目立つ黄ばみや黒い汚れは、どちらも落し切れていない皮脂汚れが原因です。
皮脂汚れが空気に触れて酸化すると黄ばみに、蓄積していくと黒い汚れになります。
皮脂汚れは落ちにくいため、目立ちやすい白Tシャツ、白シャツの場合は特に洗い方に工夫が必要です。

洗濯するまで汚れを長い時間放置した

白シャツや白Tシャツの黄ばみは酸化が原因で起こります。
長時間放置してしまうと酸化が進み、より染み抜きに手間がかかってしまうことも。
また、黄ばみの上に黒い汚れが蓄積されるとさらに落としにくくなってしまいます。
汚れは長時間放置せず、できるだけすぐに落とすようにしましょう。

白シャツの黄ばみや黒い汚れの染み抜き方法

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白Tシャツや、白シャツの黄ばみ、黒い汚れには、ややハードな手入れが必要になります。
繰り返し行うと衣類を傷める原因になるため、一度しっかり落した後は、黄ばみや黒い汚れができないよう予防するのがおすすめです。

黄ばみ

黄ばみには、漬け置き洗いという落し方がおすすめです。
白シャツの襟ソデなど部分的に黄ばみが目立つ場合は、少量のぬるま湯に溶かしたワイドハイターを黄ばみが気になる部分に塗ります。
次に40°Cくらいのお湯に20分ほど漬けておきましょう。
最後に洗濯機で洗えば完了です。
全体的な黄ばみは、お湯に直接ワイドハイターを溶かし、衣類を漬けます。
白い服と色物は必ず別にしましょう。

黒い汚れ

白シャツの襟ソデ、脇などに付きやすい黒い汚れ。
黄ばみとは落ち方が異なるため、落し方を変えてアプローチします。
まずは、使わなくなった歯ブラシを用意し、食器洗い用洗剤を付けて黒い汚れをゴシゴシ落しましょう。
皮脂汚れに強い固形石鹸を使うのも有効。
すすぎは40°Cくらいのお湯を使用し、最後に標準コースで洗濯して完了です。

時間がたった白い服のサビ落としは出来る?

白シャツに付いてしまった鉄サビや、鉄棒運動をしてサビ汚れが付着した子供の体操服など、落ちにくそうなサビ汚れも、落とす裏技があります。
サビは金属に酸素や水が結びついてできる腐食物です。
サビ落としは、洗濯機で洗う前に重曹ペーストをサビに塗布し、3時間ほど放置。
綿やリネンなど、丈夫な素材は歯ブラシで軽くこするのがおすすめです。
すすぎ洗いをした後は、洗濯機で洗いましょう。

まとめ

時間がたった白い服のシミの落とし方、黄ばみや黒い汚れ、サビ落としの方法などを解説しました。
白い服はシミや汚れが目立ちやすく、一度シミが出来てしまうと落ちづらいイメージも。
シミの種類を確認し、シミの特性にあった洗剤や落とし方で洗うことで、白い服の染み抜きが可能になります。
しかし、どうしても落ちないシミや汚れは、プロの手を借りるのもいいでしょう。

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