玉ねぎを3秒でみじん切り！野菜カッター「アリゲーター」が便利すぎた

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Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

突然だが「自炊で嫌いな工程発表ドラゴン」が、自炊で嫌いな工程を発表する。

玉ねぎのみじん切り

である。

玉ねぎのみじん切りはいろんな料理で使うのに、玉ねぎのみじん切りが面倒くさ過ぎる。「私が中世ヨーロッパの貴族だったら、玉ねぎのみじん切り専属の召使を雇ってただろうな」と思うくらいには嫌。

Xを眺めていたら、そんな苦労を一掃してくれそうなアイテムが流れてきた。「アリゲーター」という名の野菜カッターだ。玉ねぎをセットしてプレスするだけで、網目の刃が一瞬で玉ねぎをみじん切りにしてくれるというではないか。

あるじゃん！！私が求めていた神器が！！！！ということで、さっそく買って試してみた。

アリゲーターの構造は極めてシンプルで、野菜を設置するベース、網目状の刃がついたレバー、カットした野菜をキャッチしてくれるケースの3部品からなる。

お値段は、Amazonで買うと通常価格8030円。（筆者は25％オフで6027円で買えた。）一工程に特化した調理器具としては、やや購入をためらうお値段ではある。

アリゲーターを試す前に、いつも通り包丁とまな板で玉ねぎをみじん切りにする時間（中サイズ1個、皮をむいた状態でスタート）を測ってみたところ、4分9秒だった。目が痛い。

続いてアリゲーター登場。さぁ、君の力を見せてくれ！

玉ねぎ半分※をベースにセットし、いざプレス！！！！

※テコの原理を利用してカットするという構造上、野菜の高さがあるとカッターが引っかかる恐れがあるので、半分に切ったほうが良い

ちょっとタンマ。タンマタンマ。あれ、なんか思ってたんと違うな…。

改めて説明書を読みなおすと、

玉ねぎなど固めの野菜については片手で野菜ケースあたりを抑え、もう片方の手でレバーの端に体重をかけて、一気に押し込むようにして使え
出典:Togetterオリジナル

とのことだった。なるほど、片手だと力と勢いが足りなかったのだ。

気を取り直して、両手でトライ。えいや！と、ひと思いに押し込む。

ガコン！という音がして、玉ねぎが一瞬でみじん切りになった。

YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHH！！！！！！！！！！！

この間、実に3秒。素晴らしい、これぞ私が求めていた力だ。

果たしてどの程度みじん切りにできているのか、細かいポイントを見てみよう。

まず「格子型の刃だと、みじん切りにしても一片が長めになってしまうのでは？」と気になっていた。切った一片を取り出すと、予想通り細長い形になっている。

ただ、玉ねぎの場合はそもそも内部が層になっているので、触れればパラパラと分解してちゃんとみじん切りになった。それでもみじん切りとしてはちょっと大きめの粒だ。

玉ねぎを輪切りにした状態でも試してみたところ、今度はちゃんと細かいサイズのみじん切りになった。人参やジャガイモなど、内側がみちっと詰まったタイプの野菜をみじん切りにする際は、輪切りにするなどして「幅」を調整すると良さそうだ。

アリゲーターと比較対象になりそうな調理器具としては、「フードプロセッサー」や「ぶんぶんチョッパー」あたりが挙げられるだろう。

筆者もフードプロセッサーを持っていて、大量に玉ねぎのみじん切りを作る時はこちらを使っていた。フードプロセッサーの場合

・電源につないでセットするのが面倒
・みじん切りの大きさがバラバラ
・ちょっと気を抜くとすぐ細かく刻みすぎて、水分が出てしまう。調整の難しさ
出典:Togetterオリジナル

あたりをネックに感じていた。アリゲーターの場合は

・電源なしで使える気軽さ
・大きさが均一
・水分もほとんど出ず、包丁で切った時とほぼ同じクオリティ
出典:Togetterオリジナル

と、フードプロセッサーのネックをあらかた解消できるので大変気に入った。

あとはお手入れについて。アリゲーターは刃・ベース・野菜ケースのすべてを分解することができ、丸洗いできる。分解にかかる時間も10秒くらいなので、こちらもかなり楽だ。食洗器でも洗える※。

※洗う際は低温洗浄にする必要あり

これで、あれほど嫌だった玉ねぎのみじん切りを作り放題だ。もちろんこのアリゲーター、玉ねぎだけでなくいろんな野菜を切れる。玉ねぎ、トマト、ピーマンなどあらゆる野菜をみじん切りにしなければならない地獄の付け合わせ「サルサ」なんかも、これを使えば相当楽に作れそうだ。

嬉しすぎて大量の玉ねぎを片端からみじん切りにし、ハンバーグを作った。美味しかった。

みじん切りのダルさにうんざりしている人には大変オススメだ。

文：ふ凡社編集：Togetterオリジナル編集部