あきこ(あばるくんママ)は、5歳の息子・あばるくんを育てています。新しい保育園への入園を控えたある日、あばるくんと2人で公園へ遊びにいきました。水遊びの最中に、見知らぬ子を突き飛ばしてしまったあばるくん。男の子の母親は、何も言わずに帰ろうとするあばるくんママを呼び止めます。怒りをあらわにする男の子の母親に、あばるくんは遊んでいただけで子どもに文句を言うほうがおかしいとあきこは反論したのです。
あばるくんが突き飛ばしたということを問題視せず、尻もちをついたぐらいで怒り出す相手を過保護だと思っているあきこ。
突き飛ばされた子の母親はヒートアップして……。
はあ、幸先悪い…
「母親ならちゃんと見とけ! 見てたなら何かいう事がありますよね!?」
詰め寄る相手の母親に対してあきこは言いがかりだとバッサリ。
その様子に何かを察した親子は立ち去っていきます。
ため息をつきつつ、あきこはうんざりとした表情を浮かべました。
翌日新しい保育園を訪れたところ、公園で口論になった親子とばったり遭遇!
「うわー……、めんどくさっ……」
気まずい空気が流れると同時に、この親子に対して苦手意識を持ったあきこなのでした。
価値観は人それぞれ。
同じように子を持つ親であっても、大切にしたい価値観は異なります。
しかし、親も子も人と関わる以上、最低限のマナーは必要です。
子どもが他人に迷惑をかけたとき、親が責任をとることは最低限のマナーと言えるでしょう。
あきこには、他人を否定する前に周囲の人の意見にも耳を傾ける姿勢を見せてほしいものですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
ベビーカレンダー編集部