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創業約120年の老舗から評判の立ち食い蕎麦店まで! 京都で味わう“夏の蕎麦”4選

  • 2024.7.17

昔ながらの味も進化系もはしごしたいほどに魅力的。ここでは、京都で味わいたい夏の麺から“蕎麦”をご紹介。セレクトしてくれたのは、京都在住歴30年以上の酒食系ライター・泡盛子さんです。

夏の京都で味わいたい“蕎麦”

ビジュアルも味わいもこの上なく涼しげ。

sonoba/河原町六条
柑橘すだちそば¥1,700(夏季限定)
蕎麦打ちから器作りまで手がける美大出身店主の蕎麦屋に、友人の陶芸工房&体験教室を併設。自家挽きの蕎麦10に対しつなぎ1の“外一蕎麦”は、蕎麦の香りが鮮烈でつるりと快い口当たり。レモングラスやコブミカンで風味をつけてすだちをたっぷりと浮かべた出汁を飲み干せば、全身が涼感で満たされる。下京区本塩竈町533‐3 TEL:なし 11:30~15:00 水・木曜休 Instagram:sonobanosoba

トマトの酸味が映えるさわやかな夏蕎麦。

suba/木屋町松原
冷かけ完熟トマト蕎麦¥1,300(夏季限定)
スタイリッシュな空間と独創的なメニューが評判の立ち食い蕎麦店。出汁の風味の後にトマトの甘酸っぱい余韻が残り、オリーブオイルとディルなどのフレッシュハーブが香りを添える。細めでシコッとした麺は水分を多めに含むため出汁となじみやすい。ポチリと散らしたカッテージチーズもさりげないアクセント。下京区美濃屋町182‐10東 TEL:075・708・5623 12:00~22:30LO 不定休 Instagram:subasoba

香り高い茶蕎麦に旬の野菜をたっぷりと。

六条 招福亭/新町六条
茶そば冷麺¥1,050(夏季限定)
「健康食をデイリーに食べてほしい」と美山や滋賀・竜王などの蕎麦に抹茶を練り込んだ自家製の茶蕎麦を提供。3年かけて茶蕎麦に合うタレを考案した冷麺は、上賀茂の農家から仕入れる味わい濃厚なトマトやチャーシュー風の鶏肉、わかめ、茹で卵などと多彩な具をのせた栄養満点な一杯。下京区艮町894 TEL:075・351・6111 11:00~19:00LO 不定休 Instagram:shofu9tei

初めて食べてもどこか懐かしい味わい。

大鶴/三条堺町
冷しはいから¥930
創業約120年、4代目と5代目が店を守る食事処。天かす(揚げ玉)をのせた麺を関西では“はいから”と呼ぶ。こちらの冷やしバージョンは、東京の老舗で修業した5代目による手打ち蕎麦と、敷地内に湧く地下水で仕込んだ蕎麦つゆを合わせたもの。素朴で優しい味に癒される。中京区三条通堺町角 TEL:075・221・4434 11:00~16:00(土曜は~15:00の場合あり)、17:30~19:00 日・祝日休、ほか不定休

セレクト、取材&文 泡盛子
沖縄出身で京都在住歴30年以上の酒食系ライター。美食の都に住み体重が50kg近く増えたのが自慢。夏は仕事終わりに凍ったジョッキで生ビールを飲むのが一番の楽しみ。

※『anan』2024年7月17日号より。写真・桑名晴香

(by anan編集部)

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