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2024年上半期に32歳でブレイクの韓国俳優、“警護騒動”が未だ収まらず…事務所の経験不足も一因か

  • 2024.7.18

2024年上半期のブレイク俳優ビョン・ウソクの警護を巡って、所属事務所があたふたしている。

事故を防ぐために護衛を配置すると、高圧的な警護対応で批判を浴び、その声が高まると、護衛の人数を縮小して事故を助長している。

7月12日、ビョン・ウソクはファンミーティングのために香港へと向かうため、仁川(インチョン)空港に姿を現した。事件は出国過程で起きた。

当時、護衛たちはビョン・ウソクがゲートを通過したあと、一般搭乗客のゲート利用を約10分間も統制し、ラウンジ利用者の搭乗券とパスポートを検査したという。加えて、ラウンジ利用者にフラッシュを当てる場面も捉えられたことで、“過剰警護”騒動が巻き起こった。

この様子がネット上で広まると、あるネットユーザーは「ビョン・ウソクの過剰警護騒動を人権侵害と判断し、人権委員会に提訴した」と明らかにしているほどだ。

事務所の経験不足も一因か
ビョン・ウソク
(写真提供=OSEN)ビョン・ウソク

騒動から3日後、ビョン・ウソクの所属事務所VAROエンターテインメントは、「すべての警護過程で発生した、芳しくないことに対して、道義的な責任を痛感する」として、謝罪文を発表。ただ、対応が遅れたことにより、世間の反応は冷ややかだ。

波紋が広がると、仁川空港の警察団はビョン・ウソクの周囲に配置された護衛6人のうち、3人に対する内需に着手したと公表。警察は、この護衛らに暴行や強要などの容疑を適用できるかどうか、法律の検討を行っている状況だ。

また、他の乗客がラウンジを利用できないよう妨害行為をしたということと関連して、ラウンジ運営会社の業務を妨害したのかも検討する方針だという。

今年4~5月に放送されたtvNドラマ『ソンジェ背負って走れ』をきっかけに、32歳にして大ブレイクを果たしたビョン・ウソク。その反面、彼を一目見ようとファンが殺到したことで、事故の憂慮が提起された。

所属事務所は護衛を配置することで防ごうとしたが、ファンはもちろん一般市民にまで不快感を与えてしまい、過剰警護だという指摘が。ビョン・ウソクの突然のブレイクに、トップスターをケアした経験がない所属事務所のマネジメントに問題があるのではないかという声まで出た。

結局、ビョン・ウソクはファンミーティングを終えて16日に帰国する際、護衛の数を半分に。ただ、結果的に事故が起きるほど集まった人波を制御できず、再び物議を醸してしまった。

長らく問題になっている空港警護問題
ビョン・ウソクに群がる人々
(写真提供=OSEN)16日の帰国時の仁川空港。中央のキャップを逆に被ったビョン・ウソクに群がる人々

なお、韓国での空港警護の問題は、ビョン・ウソクだけの問題ではない。ファンの規模が大きく、海外公演が一度や二度ではないK-POPアイドルグループの場合、空港での警護は非常にセンシティブな事案であるため、音楽事務所は常に神経を尖らせている。

実際、多数のアイドルグループはターミナル内の専用ゲートで出入国し、ラウンジもほとんど利用しない。やむを得ずラウンジで休息を取る場合は護衛も同行するが、他の利用客を邪魔した事例は全くない。人数も動線に合わせて効率的に配置し、数年単位でグループの警護を担当してきた、もしくは空港での警護経験が豊富な業者を雇用する。

ある音楽事務所の関係者は、「入国手続き後もサセン(サセンファン:過激ファン)がついてきたり、多くの人が集まるためにラウンジ利用客に被害を与えるのではないかと思ってラウンジ利用も控え、搭乗時間に合わせて搭乗する場合が多い」と話す。

また別の関係者は、「空港で危険な状況が頻繁に発生するため、私設警護をしないわけにはいかない。ただし、警護問題に対する警戒心が高まった時期であるだけに、警護業者の雇用にもさらに多くの心血を注いでいる」と付け加えた。

◇ビョン・ウソク プロフィール

1991年10月31日生まれ。身長189cmと韓国俳優の中でも高い身長を活かし、2014年にモデルとしてデビュー。2016年のドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で俳優デビューを果たすと、『みんなの恋愛』『コッパダン~恋する仲人~』『青春の記録』『花が咲けば、月を想い』『力の強い女 カン・ナムスン』などに出演し、『ソンジェ背負って走れ』でブレイクした。5歳上の姉も元モデルとして活躍。ボーイズグループRIIZEのファンで推しはアントンと公言しており、2SHOTを自身のインスタグラムで公開して話題になったことも。

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