1. トップ
  2. 恋愛
  3. 離婚後『パパに会いたい』と泣く娘のために【元夫】と再び同居 → 結局、後悔することになった理由

離婚後『パパに会いたい』と泣く娘のために【元夫】と再び同居 → 結局、後悔することになった理由

  • 2024.7.17

これは筆者が友人から聞いて、【離婚後の家族のかたち】について考えさせられたお話です。娘のために離婚した元旦那と再び一緒に暮らしていたところ、ある日玄関のチャイムが鳴って……!?

画像: 離婚後『パパに会いたい』と泣く娘のために【元夫】と再び同居 → 結局、後悔することになった理由

「また3人で暮らしたい」と泣く娘のために、元旦那との同居を決意

私が元旦那と離婚した時、娘はまだ2歳でした。離婚理由は「性格の不一致」で、毎日喧嘩が絶えなかったため。

離婚後は私が親権を持ち、娘と2人でアパート暮らしをしていたのですが、しばらくすると娘が「パパに会いたい」と毎晩泣くようになってしまいました。

そんな時、娘と元旦那の面会時に「また3人で暮らしたい」と泣く娘をみて、元旦那が「娘がもう少し大きくなるまで、一緒に暮らしてみないか」と提案してきたのです。

娘の夜泣きに心を痛めていた私は、悩んだ末にその提案を受け入れました。そして『復縁はしないけれど、別れた元旦那と一つ屋根の下で暮らす』という、不思議な生活が始まったのです。

私と元旦那それぞれの部屋をつくり、夜は交代で娘と一緒に寝ました。部屋を分けているからなのか、結婚していた時のように喧嘩をすることもなく、意外と平穏に暮らせていました。

「不思議な関係だけど、夫婦ではなく『娘のパパとママ』として一緒にいるのも悪くないかも?」と思い始めたころに、事件は起こったのです。

元旦那の留守中に、突然の訪問客が。その人は元旦那の……

ある日、元旦那が不在の時に玄関のチャイムが鳴りました。インターホンのモニター画面を見ると、若い女性が泣きながら立っています。

ただ事ではないと思い、玄関先で話を聞くことに。その女性は元旦那が現在付き合っている彼女で、「別れた奥さんと子供と一緒に住んでいることを隠されていた。今日、共通の知人から初めて聞かされて、いてもたってもいられず家を訪問した」とのことでした。

とりあえずその日は帰ってもらい、夜に元旦那が帰ってきた時、彼女が来たことを報告しました。「娘の方が大事だから彼女とは別れる」と言う元旦那に対して、私は「もう一緒に住むのをやめたい」と伝えました。

彼女の存在を知ったことで、「私たちはもう他人同士でそれぞれ別の人生を歩んでいるのに、こんな形で一緒にいるのはやっぱりおかしい」と実感したのです。

次の日、娘に「パパには新しい生活が始まっているから、私たちもそろそろ、未来のために歩き出さないといけない」と説明しました。娘なりに思うことがあったのか、ポロポロ涙を流しながら黙ってうなずく姿に、胸が張り裂けそうでした。

そして再び、娘と2人で家を出てから早20年。私は再婚し、娘は来年大学を卒業して社会人になります。

当時は辛い思いをさせてしまいましたが、私の再婚相手と楽しそうに話す娘を見て、あの時の決断は間違いではなかったと思えるようになりました。

最後に

家族には様々なかたちがあるので、何が正解というのはないのかもしれません。大切なのは、もし子供につらい思いをさせるような出来事があっても、その分幸せにしてあげるための努力をすることではないかと、筆者は思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

元記事で読む
の記事をもっとみる