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マドンナが伝記映画の制作を再開!主演のジュリア・ガーナーもカムバック

  • 2024.7.17
Madonna performs onstage during "The Celebration Tour: at Copacabana beach on May 04, 2024 in Rio de Janeiro, Brazil.

マドンナが、コンサートツアーに専念するためとして一時中断していた自伝映画の制作を再開した。「エンターテイメント・ウィークリー」によると、マドンナ役に決まっていたジュリア・ガーナーも無事プロジェクトにカムバックするようだ。

マドンナは7月16日(現地時間)、脚本をタイプライターでしたためる様子をインスタグラムで公開。タイプライターにセットされた用紙には、横線で消された「タイトル未定」の文字の隣に赤い文字で「Who's That Girl」とあり、1987年に公開されたマドンナの主演映画『フーズ・ザット・ガール』と、サウンドトラックに収録された同名のヒット曲からタイトルが付けられたことが見て取れる。「これを作るにはたくさんのバンドが必要……OK」と書かれ、カクテルグラスの絵文字が添えられている。

マドンナ自らが脚本と監督を手がける伝記映画が明らかになったのは、2020年のこと。当初は仮のタイトルを『Little Sparrow』として、『JUNO/ジュノ』(2007)でアカデミー脚本賞を獲得したディアブロ・コーディとともに脚本を手がける予定だったが、後に彼女がスケジュールの関係で降板。2021年からは『CHLOE/クロエ』(2009)や『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)のエリン・クレシダ・ウィルソンが共同脚本として参加した。今回の投稿では、脚本の表紙に「マドンナとECW」とクレジットがあり、彼女も引き続き携わっていることが確認できた。

これまでの報道によると、映画では女性アーティストとして男社会を生き抜く苦しい闘いと、その道筋が描かれるようだ。スターダムを駆け上がる物語を幸せ、悲しみ、狂気、良いこと、悪いこと、そして醜いことすべてを盛り込んで表現すると、マドンナは当時コメントしていた。また、ニューヨークのエンターテイメント産業で頭角を現したこと、ヒット曲「Like a Prayer」や主演映画『エビータ』(1996)の制作、そして1990年のヒット曲「Vogue」の立役者で、ニューヨーク・ハーレムのボールルームシーンで活躍したホセ・グティエレス・エクトラバガンザとルイス・カマチョとの繋がりについても触れたいと話していたそうだ。

ブートキャンプ方式の厳しいオーディションを勝ち抜き、主役に抜擢されたジュリア・ガーナーは、Netflixドラマ「令嬢アンナの真実」や「オザークへようこそ」で賞レースを賑わせた実力派。ほかにフローレンス・ピュービービー・レクサ、スカイ・フェレイラ、アレクサ・デミーらが候補に挙がっていたという。

マドンナは昨年12月、「セレブレーション・ワールド・ツアー」のニューヨーク公演で、観客として訪れていたジュリアを舞台に招待し、2人の間のコネクションをアピールしていた。ほかにマドンナの親友デビ・メイザー役で、『アンカット・ダイヤモンド』(2019)のジュリア・フォックスが出演するのではないかとの報道もある。

Text: Tae Terai

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