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【MLB】先発投手の補強を目指すドジャース、球宴左腕スクバルが本命か 「オリオールズと争奪戦」と米老舗誌が伝える

  • 2024.7.17
タイガースのエースで球宴にも出場したタリク・スクバル(C)ロイター
SPREAD : タイガースのエースで球宴にも出場したタリク・スクバル(C)ロイター

トレード期限が今月30日に迫る中、ドジャースの新たな補強プランが浮上した。
米老舗専門誌『スポーツイラストレイテッド』のトム・バードゥッチ記者によると、「ドジャースとオリオールズの獲得候補上位にタイガースのエース、タリク・スクバル投手の名前が挙がっている」という。16日(日本時間17日)のオールスター戦でも2番手で登板した左腕を巡り、争奪戦が本格化するのか、注目だ。

■両球団とも認めた“トレードでの獲得目指す”

バードゥッチ記者は記事の冒頭、「トレード市場には目玉となる名前が見当たらない。しかし、それが一変するかもしれない」と記した。その理由として「ドジャースとオリオールズという2つの首位チームは、10月のポストシーズンに向けて準備が整っていないことを認識しており、(陣容を整えるために)両者は同じ名前を買い物リストのトップに挙げている。それは、タイガースのタリク・スクバルだ」とし、エース左腕を巡り争奪戦が展開されていると主張した。
同記者によると、ドジャースとオリオールズの関係者は取材に対して「スクバル獲得のために若手有望株を交換要員に据えたトレードパッケージを組んでいる」ことを認めたという。
一方、タイガースのスコット・ハリス編成本部長は、スクバルをトレードするかどうか明言していないが、同本部長に近い関係者によると「トレードに出す可能性は低い」と前置きしつつ「すべてのものには値段が付く」と話したといい、交換要員次第であることをうかがわせた。

■「ドジャースが大規模取引を行う可能性」

スクバルは97マイル(約156キロ)の直球を含め、5球種を操る左腕。今季は10勝3敗、防御率2.41と好調をキープ。制球力と球威を合わせ持ち、116イニングで140奪三振を記録している。大谷翔平投手(ドジャース)とも球宴前の12日(同13日)に対戦しており、三ゴロ、中飛、左飛と完璧に抑えた。
ドジャース、オリオールズとも先発投手が不足。特にドジャースはエース格のタイラー・グラスノー投手や山本由伸投手のほか、救援陣も含めて12人が負傷者リスト(IL)に入るという異常事態。ここまでの移籍情報では、ギャレット・クロシェ投手(ホワイトソックス)がトップターゲットとされていたが、同じ左腕でもスクバルが本命である可能性が出て来た。
『スポーツイラストレイテッド』の報道を受けて、米メディア『ドジャース・ネーション』も16日(同17日)、「ドジャース、サイ・ヤング賞候補をターゲットにトレード期限までに大規模取引を行う可能性」との見出しで、スクバル獲得の可能性を伝えた。
「ドジャースがトレード期限までに最大の話題を呼ぼうとするなら、スクバルがその人物だろう。ロサンゼルスはそれを実現することに興味があるようだが、契約を成立させるにはデトロイトに強力なパッケージを提供しなければならない」と訴えた。
クロシェかスクバルか、あるいは……。ドジャースが先発投手の補強に乗り出していることは間違いないようだ。

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