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井上尚弥と対戦のドヘニー、「勝てば映画化」と“大一番”に気合十分  大橋会長も警戒「危険なシーンもあると思う」

  • 2024.7.17
左から井上慎吾トレーナー、井上尚弥、大橋会長 撮影:SPREAD編集部
SPREAD : 左から井上慎吾トレーナー、井上尚弥、大橋会長 撮影:SPREAD編集部

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥は16日、元IBF同級王者でWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)と世界タイトルマッチを行うことを発表した。大会は、9月3日に有明アリーナにて開催される。
記者会見終了後には、ドヘニーのプロモーターを務めるマイク・アルティムラ氏が記者らの取材に応じ、ドヘニーの現状について語った。

■『ただの世界王者経験者』か『伝説的な選手』になるか

井上の対戦相手・ドヘニーのこれまでの戦績は、26勝4敗(20KO)。一発があり、元IBF世界同級王者・岩佐亮佑をはじめ、高橋竜平、中嶋一輝ら日本勢を相手に3戦3勝(2KO)と、「日本人キラー」ぶりを発揮している。
アルティムラ氏によると、ドヘニーはオーストラリアでトレーニングを重ねており、数週間前から米・マサチューセッツ州で合宿中だという。同氏は「そこで練習するのはイワサ戦以来だ。それだけ真剣に取り組んでいる」と本気度を強調した。
井上との試合が決まったときのドヘニーの反応について聞かれると、「ファイトマネーはいくらだ!?」と前のめりに確認したようで、「今までの対戦選手のように逃げ回ることはしない。真剣に挑む」と本人の気合いの入りぶりは桁違いのようだ。
さらに、アルティムラ氏はドヘニーにとって「この試合に勝つか勝たないかで、『ただの世界王者経験者』か『伝説的な選手』になるか、それくらいの違いがある」と人生を左右する“大一番”だと強調。交渉中に、ドヘニー自身も「この試合に勝てば、いずれ映画化される」と並々ならぬ思いを語っていたという。
また、ドヘニーは直近の3試合ではひと月ほどしか試合に向けての合宿を行っていなかったというが、今回は重要な試合だ、と長く合宿を行っているという。
井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長は、ドヘニーについて「思い切りがいいし、何より勝ちに来る選手なので、“危険なシーン”もあると思う。スリリングな試合になりそう」と予想していたが、果たしてどのような試合展開になるのか。“大一番”に向け気合い十分なドヘニーが、井上のタイトルを狙いに行く。

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