＜夫よ、そうじゃない＞胃腸風邪で寝込む妻「何でもいいから買ってきて」→ 夫が買ってきたものは──

これは筆者の友人Mが胃腸風邪で寝込んでいたときの話です。Mの夫は普段買い物や家事を一切したことのない人でしたが、動けないMに代わって仕方なく買い物へ。そこで夫が買ってきてくれたものとは…？

胃腸風邪でダウン

いつも元気で健康な友人のMが、子どもの保育園で流行っていた胃腸風邪をもらってしまい珍しく寝込んでいました。

胃腸風邪はなかなか症状が治まらず、酷い吐き気と下痢に見舞われ、動くこともできない状態が何日も続いていました。

自分で食事をとることができず病院で点滴をしてもらっていましたが、ようやく少し食べ物も口にできそうになるまで回復してきた頃。

Mは栄養をつけて早く復活するためにも、家で療養していました。そこで、夫に何か食べられそうなものを買ってきてほしいとお願いしたのです。

Mの夫は、普段は家事どころか買い物すら一切したことのないような人でしたが、Mが動くこともできないので仕方なく買い物へ行くことに。

胃腸風邪で弱っている体で食べられるものと言えば、普通はうどんやゼリーなど口当たりが良く消化しやすいものを想像すると思うのですが……。

ところが夫がMに買ってきたものは、こてこての揚げ物が山盛りにのった天丼でした。
「ありがとう。でも胃腸風邪で弱っているときにこんなもの食べられないよ」とMが言うと、「おまえが何でもいいから買ってこいと言ったから買ってきてやったのに文句を言うな」と逆切れされてしまいました。

吐き気と下痢でトイレから出ることもできず、点滴で栄養をとっていた体に天丼…。

まさか夫がここまで想像力が乏しい人だとは知らず、こんな夫に頼んだ自分がバカだったと呆れてそれ以上何も言えませんでした。

動けない妻のために慣れない買い物に行ってくれたのはありがたいですが、まさか胃腸風邪の人に天丼！？

夫も栄養をつけてほしいと思ってのことだったのかもしれませんが、もう少し他に何かあったのでは…？と思ってしまいます。

夫の想像力の無さと妻の体調を心配せずに逆切れする姿には絶句してしまいました。

今後同じような状況になったときには、細かく買ってきてほしいものをリクエストしようと心に決めた出来事でもありました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Kumi.M