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お金が貯まらなくなる夫婦の「チリツモ」習慣「16分の会話=資産130万円増加の法則」を元銀行員が解説

  • 2024.7.16

「収入はそこそこあるはずなのに、なぜか貯金が増えない…」

世帯年収や家族構成が似ているのに、ゆとりある生活を楽しんでいる夫婦と、そうでない夫婦がいるのはなぜでしょうか?

実は、その違いは小さな習慣や選択の積み重ねにあります。

今回は、元銀行員として数多くの資産相談にのってきた筆者が、「収入はあるのにお金が貯まらない夫婦」に共通する3つの特徴を紹介します。

さらに、収入を増やさなくても夫婦関係の満足度をアップさせる方法についてもお伝えします。

■お金が貯まらない夫婦の特徴1 夫婦別財布である

夫婦別財布とは、細かく以下の2パターンに分類できます。

・ お互いが一定額を生活費として出し合いその中でやりくりをする
・ 「家賃は夫、食費は妻」など分担制にする

プライバシーが保てるという点では優れていますが、相手がどのようにお金を使っているかがまったくわかりません。結果として、以下のようなトラブルが起きがちなので要注意です。

・家計が慢性的に赤字
・夫婦どちらにも貯蓄がない
・夫婦の一方もしくは両方に実は借金があった

どうしても夫婦別財布にしたい場合は、どれくらい貯蓄ができているか状況をこまめに共有し、お互いのお金の使い方に問題がないかをモニタリングしましょう。

■お金が貯まらない夫婦の特徴2 余った分を貯金する

2人で自由に使って、余った分を一緒に貯金する。というものがあります。

「自分は使いすぎているけど、相手が貯蓄してくれるだろうから問題ない」そんな甘えは、貯蓄どころか借金につながります。

貯金をするためには「まず、貯めたい額を先にとっておいて、残りでやりくりする」習慣を身につけるのが有効です。

「毎月〇〇円を貯金箱にいれる」というルールをつくって夫婦でともに実行するのも有効です。

■お金が貯まらない夫婦の特徴3 必要以上にまとめ買いをする

「2個で〇円(〇%)割引」やバーゲンで必要のない商品まで買ってしまっていませんか?

2人で買い物するときは1人のときよりも気が大きくなりやすいので注意が必要です。

■資産130万円増加と夫婦の会話1日16分で得られる夫婦関係満足度は同じ?!

貯蓄が増えれば夫婦関係が良くなるわけではありません。

確かに生活をする上でお金は必要ですが、必要最低限の生活ができれば、夫婦関係満足度は高くなるのです。

妻が感じる夫婦関係満足度についての論文では、平日に毎日平均16分会話が増やすことは世帯の預貯金・有価証券額が約130万円増加と同じ効果があるという研究結果が報告されています。

では、お金がなくても幸せな夫婦とは、どんな特徴があるのか紹介していきます。

●特徴1 感謝の気持ちを伝えあう

普段から感謝の気持ちを伝えあう夫婦は、仲がいい傾向にあります。

毎日一緒にいると、仕事や家事の協力が当たり前になり、感謝の気持ちをわざわざ伝えることは減っていきます。

人は感謝されれば嬉しい生き物なので、積極的に感謝の気持ちを伝えましょう。

●特徴2 お互いの意見を尊重する

夫婦といえども、もともとは他人。意見が異なることは当然あり得るので、お互いの意見を尊重できる関係性であれば幸せに過ごせます。

相手の意見が自分の考えとは異なっても、まずはしっかり最後まで話を聞くことが大切です。頭ごなしに「それは違う」と否定することは避けましょう。

●特徴3 夫婦2人で楽しむ時間を作る

夫婦2人で楽しむ時間を意識的に作ることも大切です。夫婦生活が長くなると、一緒にいることが当たり前になり、お互いが自分のスマホでSNSをしたり、動画を見たりして時間が過ぎていきがちだからです。

例えば、2人で一緒にご飯を作り居酒屋ごっこをするなど。お金をかけなくても、一緒に作ったご飯であれば美味しく感じるでしょうし、普段より会話も弾むでしょう。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。

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