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母の介助をする妻を見て「幸せってなんだろう?」母も妻も大事なのに、答えがわからない|母がアルツハイマー型認知症になった。

  • 2024.7.16

このお話は、著者・まゆん(@mayun4311)さんの父の目線で描かれています。ある日突然、母に「医者からアルツハイマー型認知症だと言われた」と告げられたエピソードをつづったストーリー。母は隣の家に住んでおり、いつも母の面倒を見ているのは妻でした。そんな妻の姿を見て…。『母がアルツハイマー型認知症になった。』第17話をごらんください。

母の認知症がきっかけで、家族に訪れた変化。母のことも妻のことも大切に思っているのに、現状をどうにもできない自分自身に歯がゆさを感じているようです…。

「幸せ」について、考えさせられます。

変わっていく家族のカタチ

著者・まゆんさんの父親の視点で描かれる本作。まゆんさんの祖母が認知症を発症したことがきっかけで、家族の日常に変化が訪れます。病気で変わっていく親の姿を目の当たりにし、受け入れがたい現実と闘うまゆんさんの父。さまざまな考えを巡らせた結果、妻と子どもを守るため「母を施設に入れる」という決断を下します。

「誰も悪くない」という言葉が印象的な本作。いつもニコニコしていた妻が、介護が始まってから余裕をなくす…そんな過酷な状況が伝わります。また、おばあちゃんが大好きだった子どもたちの悲しそうな表情も印象的でした。

誰にでも起こりうる介護の問題。赤裸々につづられた家族のお話から、改めて「家族の幸せ」について考えさせられるエッセー作品です。作品を読むことで、多くの方が今目の前にある幸せの尊さに気づくことができるでしょう。

著者:ももこ

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