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ドラマ『366日』で注目を集めた、25歳の長濱ねるが語る“25の気になること”

  • 2024.7.16

ドラマ『366日』での好演が記憶に新しい長濱ねるさん。CMなどで見る機会も増え、今まさに旬の人だ。

長濱さんの思い出の街・神楽坂で、彼女が好きな鮨を味わってもらいながら、25歳の“彼女のいま”を切り取るべく、“25の気になること”を聞いてみた!

長濱ねる“25の気になること”
長濱ねる
東京カレンダー


①ひとり鮨

ちょっと疲れたから美味しいものを食べに行こうという時はお鮨が多いです。フラッと入って見つけたお気に入りのお店でカウンターにひとり、コースを堪能します。

会食にお鮨というシーンもありますが、緊張できちんと味わえないことも多くて。ひとりならゆっくり、噛み締められる(笑)。

好きなネタを挙げるとしたら、鰯、鯵、カンパチ、平目。アラカルトだったら、〆に中トロをオーダーします。


②お呼ばれ服

普段は移動が多いので、ラフな服装が多く、その反動なのかドレスに目が留まります。そんな場所にお呼ばれする機会もないのに……。


③世界12ヶ国

自分の機嫌の取り方ランキング、第1位は旅。去年はヨーロッパ、北欧、アジア、各国合計12ヶ国に行きました。今年は韓国とオランダへ。

お休みが3日あれば航空券も宿も自分で手配して出かけます。飛行機が好きなので、現地滞在時間が短くても移動だけでリフレッシュできちゃいます。

もちろん、疲れもするけれど、非日常の世界に身を置くことはパワーチャージにもなっている気がします。


④アイスランド

昔から映画や音楽など幻想的な雰囲気を持ったアイスランドのカルチャーに惹かれます。ビョークも大好きですし。

去年、念願叶って訪れることができました。でも2泊では足りないほど、広大だし、その魅力は奥深くて。いつかまたゆっくり行きたい国リストに加わりました。


⑤古い石畳

アメリカやオーストラリアといったカラッとした雰囲気の国も行きますが、個人的にはちょっと暗くて古い、石畳の街並みが残るヨーロッパが好きです。


⑥リボン収集

何に使うわけでもなくただ愛でたり、髪の毛につけたり、ミシンで服に付けたり。

リボンは海外へ行くと必ず現地の手芸屋さんに行っては、お気に入りを見つけて帰ります。


⑦ロアルド・ダール

お金の使い道は旅が一番ですが、アートに使うことも多いです。

最近、奮発したのは敬愛するイギリスの児童文学作家、ロアルド・ダールの作品に描かれていた挿絵の原画。昔からずっと探していて、イギリスを旅行中、偶然本屋さんで発見。

円安のこのご時世、とても高かったけれど、“いや、これはもう出逢いだ”と自分に言い聞かせて。働かなければ!


⑧合法的引きこもり

夏は1年で一番苦手。暑いし、蚊はいるし、来ないでほしいと毎年言っています(苦笑)。

バーベキューや花火大会、海水浴にスイカ割り。陽キャなイベントとは無縁で、ひたすら過ぎ去るのを待っております。

好きな季節は冬一択。合法的に引きこもれますから(笑)。今年は冬を追いかけて、オーストラリアやニュージーランドなど、南半球の国々に出かけようかな。

長濱ねる
東京カレンダー


⑨お酒のこと

人見知りではありますが、共演者の方々とお食事に行くことも以前よりは増えました。

お酒が入るとお互い打ち解けられて、深い話ができたり、翌日からの現場でのコミュニケーションがスムーズになることも多々。そういう時はお酒が強くて良かった、と思います。

外で飲むお酒の定番は「知多」のハイボール。自宅では「ラフロイグ」や「ジェムソン」をちびちびと。なかなか冒険しないので、今日のお鮨とシャンパンは新鮮でした。


⑩フィルムカメラ

旅の相棒で必ず持っていくもの。スマホでも写真は撮るけれど、フィルムの質感が好きです。

帰国して現像すると、たまに撮れていない時とかもあって。それはそれで、いい思い出。


⑪とちあいか

撮影の現場ではどうしてもお弁当続きで、フレッシュなものを食べたい欲求に駆られます。

最近、ハマっているのがいちご。お気に入りの品種は「とちあいか」。


⑫銭湯

地方でも都内でも、ふらりと銭湯に行くのは昔から。

たまに、ドラマのスタッフさんにばったり会って、驚かれます(苦笑)。私にとっては、普通なんですが。


⑬とりあえず10作品

人前で何か表現することに苦手意識があって、お芝居の仕事も向いていないのかな……とすごく悩んだ時期があります。

そんな時にマネージャーさんから、「とりあえず何も考えずに一生懸命、10作品やってみたら」と。

その言葉に従って、目の前の現場に向き合っていま、8、9作品目かな。だんだんと失敗が怖くなくなり、得られるものが大きくなってきた気がします。


⑭二日酔いメシ

お酒の許容量が分かってからは、深く飲んでも自己処理できるように。

二日酔いにはカレーやラーメンのこってり味で迎え撃つ、が最適解(笑)。


⑮広瀬アリス

ドラマ『366日』の親友役で初めて共演しました。お互い人見知りで、最初は距離感を保ちつつのコミュニケーションでしたが、一度ごはんに行かせていただいてから大接近しました。

現場にいる全員に対する気遣いや雰囲気作り、お芝居の作り方、何もかもが素晴らしくて、本当にリスペクトしています。

私たち演者だけでなく、技術さんや制作さん、一人ひとりに気を配っていらっしゃる姿は、間近で見せていただき、すごく勉強になりました。


⑯オルセー美術館

旅先で必ず訪れるのが美術館。永遠にいられるんじゃないか、っていうくらい長い時間を過ごします。

モネやゴッホの作品が並び、美術館の建物自体もエレガントで美しいパリの「オルセー美術館」は半日いても足りないくらい!


⑰エゴサ

自分の名前で、というよりは役名や作品名で検索します。

現場でもエゴサしている方が意外に多くて、ネットの声はちゃんと届いてるんだなぁと他人事みたいに感心しております。

長濱ねる
最初に暮らす街に神楽坂を選んだ理由は、「神が楽しいって、縁起が良さそうだったから」。本誌の神楽坂特集を買ったこともあるそう。久しぶりに訪れた街は、以前と変わらない部分も多く、ほっと安心した表情を見せた


⑱同世代俳優

お芝居の現場で出会う同世代の方々は、経歴も役への向き合い方も台本の読み方もみなさんバラバラで、10人いたら10人違う。みんなが同じ景色を見て、同じ経験をしてきたグループにいた私からすると、とても新鮮です。

正解や共通点は無理に探さなくていいんだって、いろんな現場を重ねて思えるようになりました。


⑲読書と書くこと

読書好きは少し落ち着きました。最近のペースは月1、2冊。近頃読んだものでオススメは川上未映子さんの『黄色い家』。

自分で書いている小説は、まだ終わりが見えないけれど、書くことは続けていきたい。


⑳お芝居

作品を重ねるたびに、いろんなことにいっぱい打たれて、その都度落ち込んで。それでもまたやってみようと思えるのは、「とりあえず10作品」という言葉もあるけれど、才能あふれるたくさんの人たちと出会える楽しさにきっと魅了されているからなんだと思います。

40代、50代の先輩たちが監督から言われたことに、「はい!分かりました」と、何度も繰り返し向き合っている姿を見ると、自分はなんて些細なことでへこんでいるんだろうと、恥ずかしくなります。

柔らかに、たおやかに。まだまだいろんな作品に出たいし、お芝居を続けていきたいと思っています。


㉑ファンクラブ

昨年、オフィシャルファンクラブがオープンしました。

ずっと変わらず応援してくださる方々がいることは、本当にありがたいこと。どう世間に言われても、絶対的な味方がいれば、いろんなことに挑戦できる。

それくらい絶大な信頼があるので、逆にファンの方に対しては、いい意味で裏切っていきたいと思います。


㉒寛容さ

3年前は自分のこの先のキャリアをどう積み上げていけばいいか、正直分からなくて。

でも、いろんなことを経験していく中で、いい意味ですごくゆるくなった気がします。余裕みたいなものが、少しずつだけど生まれてきたのかもしれません。


㉓20歳の自分

20歳の頃は本当にピュア過ぎて、なんでも真正面から受け止め過ぎていたと、いまは分かります。

自分に合っていないのでは、ではなくて、自分が合わせにいけば良かったんだな、って。もう少し踏ん張れたら、また見え方や考え方も変わって、もっと視界が広がっていたのかもしれない。

当時の選択を後悔しているとかではなく、ただただ純粋にそんなふうにも思えるようになりました。


㉔交際0日婚で別居婚

故郷、五島列島の幼なじみたちは、みんな結婚してもう子供もいて。私の兄も姉も結婚して家庭があるので、その姿を目の当たりにすると自分はずいぶん遠いところまで来たなって、たまに思います(苦笑)。

ただ、自分の結婚はひとりが楽過ぎて、まったく現実味がありません。交際0日婚で別居婚くらいじゃないと無理なんじゃないかな。

お互いリスペクトできる相手で、それで良ければ、いつでもいきます(笑)。


㉕神楽坂

初めてひとり暮らしをした街なんです。当時はお店もお酒も知らず、何も開拓できずに終わってしまいました。

でも、細い路地の先に隠れ家のようなお店がポツポツとあって、東京ってすごいなぁと思ったことを覚えています。ただ暮らすだけでも落ち着いていて住みやすかったので、いつかまた住んでみたい。

ヨーロッパに惹かれるように、神楽坂も古い街並みや石畳が風情あって心地良さを感じるのだと思います。

■プロフィール
長濱ねる 1998年生まれ。長崎県出身。幼少期に五島列島で育つ。2015年、アイドルグループのメンバーとしてデビュー。2019年に卒業したあとは、俳優、ラジオパーソナリティ、執筆活動など多分野で活躍。7月スタートのドラマ『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』(WOWOW)に出演予定。

■衣装
ジャケット¥74,800〈イロット/バーニーズ ニューヨーク TEL:050-3615-3600〉、ドレス¥39,600〈バーニーズ ニューヨーク TEL:050-3615-3600〉、バッグ¥57,200〈ノエージ/ストラスブルゴ カスタマーセンター TEL:0120-383-563〉、シューズ ¥174,900〈ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン TEL:03-3403-5564〉、バングル¥88,000、ネックレス上¥91,300、ネックレス下¥118,800、右耳ピアス¥140,800〈両耳用〉、左耳ピアス¥61,600、左耳上イヤーカフ¥62,700、左耳下イヤーカフ¥82,500、右手中指リング¥116,600、右手小指リング¥94,600〈すべてヒロタカ/ヒロタカ 表参道ヒルズ TEL:03-3478-1830〉


▶このほか:「いつかできたらいいなと思っています。でも…」白石麻衣が語る、現在の結婚観とは?



東京カレンダー最新号では、長濱ねるさんのインタビュー全文をお読みいただけます。
長濱さんが“ひとり鮨”を楽しむ様子を、ぜひご覧ください!

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