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実は毛穴の黒ずみじゃないかも… エステティシャン直伝「セルフでできるフェイスケア」

  • 2024.7.15

肌悩みの中でも、頬の毛穴、鼻の毛穴、あご周りの毛穴の黒ずみが気になるという人は多いですよね。毛穴の黒ずみ=皮脂汚れと思っている人も多いですが、実は皮脂だけではなく、“産毛”が原因の可能性もあるのです。今回はエステティシャンの筆者が産毛ケアの方法について解説します。

その毛穴の黒ずみ、皮脂? それとも産毛?

肌には毛が生える毛穴が存在します。肌悩みの中でも、頬の毛穴・鼻の毛穴・あご周りの毛穴が黒く見える、黒ずみが気になるという人が多いですが、エステティシャン目線で原因は2つあります。

毛穴が黒く見える原因の一つ目は、毛穴内に残ったメイク汚れや、肌に残った皮脂が空気に触れて酸化することです。

二つ目は、顔には外的刺激から肌を守るために産毛が生えていますが、その毛先が埋もれていたり、毛の断面によるものです。

頬やあご周りはメイク汚れや皮脂による黒ずみも招きやすいですが、産毛も生えやすい場所なので、実は産毛が黒く見えているということも多いです。

小鼻は顔の中でも比較的産毛が少ない場所で、洗い残しやうるおい不足などによって皮脂分泌が活発になりやすい場所なので、皮脂の酸化によるものがほとんどです。

メイク汚れ、皮脂の酸化によって黒く見えている場合のケア

(1)洗顔
クレンジングでメイク汚れを、洗顔料で落ちきれていないメイク汚れや皮脂・外気汚れをきちんと落とします。週に1回ほどは、クレイパックでかたくなった角質をやわらかくし、毛穴の大掃除をしましょう。

(2)化粧水・シートマスク
化粧水やシートマスクでうるおいを補うことで、乾燥による皮脂分泌をおさえたり、毛穴に停滞しがちな皮脂を浮かせやすくなります。

(3)乳液・クリーム
メイク汚れや皮脂の酸化による黒ずみの場合は、基本的なスキンケアを見直し、正しいスキンケアを継続することが大切です。

産毛によって黒く見えている場合のケア

(1)洗顔
クレンジングでメイク汚れを、洗顔料で落ちきれていないメイク汚れや皮脂・外気汚れを落としましょう。

(2)顔の産毛処理
清潔なカミソリもしくはシェーバーを用意し、顔全体の産毛を処理します。手動カミソリを使用する場合は、肌を傷つけないために乳液もしくはクリームを塗ってからおこないましょう。産毛処理をしたあとは、肌に付着した毛を洗い流しましょう。

(3)うるおいを補う
産毛ケアをすると乾燥しやすくなるため、化粧水やシートマスクでうるおいを補う

(4)乳液・クリーム
うるおいを逃がさないように乳液・クリームを重ねましょう。

カミソリやシェーバーケアは一時的に毛を短くするものなので、再び毛が生えます。また、毛をカットすることで毛の断面が見えるようになり、より黒く見えてしまうことも。毛が太くて濃い・毛量が多い場合は、サロンやクリニックもしくは家庭用脱毛器で脱毛するほうがおすすめです。

「黒ずみ=皮脂だと思っていた」「クレンジングや洗顔ばかりを意識していた」という方もいると思います。洗いすぎや間違ったケアによって、かえって肌を乾燥させ皮脂分泌が活発になり、皮脂が酸化して黒ずみになっている場合も。実は汚れではなく産毛ということもあるので、今回ご紹介したケアの方法を参考にしてみてくださいね。
©taka/Adobe Stock

筆者情報

寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。
Instagram @laulea.beauty

文/寒川あゆみ

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