「高校に行かないなんて、息子さん大丈夫？（笑）」→ 10年後、嫌味なママ友が迎えた「まさかの結末」

人にマウントを取りたがる人は、目先のことで物事を判断しがちです。そしてそういう人ほど、自分の理想が崩れた時に立ち直れなくなってしまうことも。今回は子どもの進路に関してマウントを取ってきたママ友のエピソードを、筆者の友人が聞かせてくれました。

息子が選んだ進路は

私の息子は子どもの頃からゲームや機械いじりが大好きで、「中学卒業後は専門的な知識と技術を身につけたい」と、一般的な高校ではなく高専へ進むことを希望していました。
やりたいことがハッキリしているなら、早いうちからその勉強を始めるのもいいかもしれないと思い、私も夫も快諾。
本人の努力の甲斐あって無事に合格したのですが……

それを知ったママ友が

しかし、それを聞きつけた近所のママ友は、高専を“高校に入れなかった人が行くところ”と勘違いしているのか「息子さん、高校に行かないんですって？ そんなに成績悪かったの？ 大変ねぇ……。やっぱり男の子はいい高校と大学に入って、しっかり学歴を積まないと！」とマウントを取ってきました。

私が高専について説明しようとしても、「最終学歴は中卒になるんでしょ？ それってまともな就職先があるのかしら？」と聞く耳持たず。
ママ友の息子は有名私立高校を受験することになっていたため、私の息子と比べて優位に立ちたかったのかもしれません。

数年後、予想外の結果に

ところが数年後、高専をトップの成績で卒業した息子は有名国立大学へ！

高専在学中に数々のコンペに入賞していたことも追い風になり、就職の時も引く手あまたでした。
結局、第一志望だった某大手メーカーに採用された上に希望通りの部署にも配属され、毎日楽しそうに働いています。

こんなことになるなんて

それに比べて、ママ友の息子はなんとか希望していた有名私立高校には合格したものの、もともと勉強が好きではなかったのか入学後は一気にモチベーションも成績も下がってしまい、結局二浪してから三流大学へ。
その大学も途中で退学してしまい、今はニート同然で実家に引きこもっているようです。

先日近所でママ友と偶然すれ違いましたが、マウントを取られるどころかそそくさと立ち去っていってしまいました。

まとめ

学歴が高いのは素晴らしいことですが、それだけが人を判断する要素にはなりません。子どもの好きなことを上手に伸ばしてあげるのも親の役割ですよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの