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「トイレに行かせてほしい」職場の先輩に相談すると…信じられない回答が!

  • 2024.7.15

とある施設でキッチン担当(調理担当)として働いていたときの話です。私は経血量が多いほうなので、生理期間中はこまめに生理用品を取り替えるようにしているのですが……。

トイレに行きたいと言ったら…

とある施設で、キッチン担当として働き始めたときのことです。この日は生理2日目で、いつもよりさらに経血量が多い日でした。業務開始から2時間ほど経ったとき、そろそろ生理用ナプキンを交換したいと思い、先輩(女性)に「実は今日、生理で……。申し訳ないのですが、こまめにお手洗いに行かせてほしいです」とお願いをしました。

すると、先輩は「えっ!?」と驚いた反応を見せたのです。彼女の声のトーンから「働き始めたばかりだし今日は忙しいし、こまめにトイレ休憩に行きたいって言ったらさすがに怒られるか……」と申し訳なく思っていたら、彼女は明るい声色でこう続けました。

「まだ生理あるの!? ここの職場の人たち、みんなもう生理終わってるからさー!」と。

まさかの情報を聞かされて、逆にびっくりしました。そのあと女子トイレに行くと、彼女の発言を裏付けるかのごとく、サニタリーボックスは設置されていませんでした。どうやら、私以外の女性が生理がないというのは本当のようです。

ここで、「もしトイレが経血で汚れていたら、犯人が私だとすぐにバレてしまう」という問題が発生。そのため、翌日からは「経血で便器が汚れていないかな?」と、細かくチェックするようになりました。また、サニタリーボックスがないため、生理用ナプキンを自宅に持ち帰って処理しなければならず、この点でも大変な思いをしました。

先輩からは「サニタリーボックスを置いてもいいよ」と言われたのですが、私しか使わないとなると、なんとなく他の人の目が気になってしまうため、置くのは遠慮しました。この出来事をきっかけに、生理期間中に自宅以外のトイレを利用する際には、「他の人に迷惑をかけないようにしよう」という思いで、きれいにトイレを使うようになりました。

※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。

著者/板垣けいこ
作画/モリナガアメ

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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