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年齢別、手洗いの習慣づけテクは?【保育士が解説】嫌がらずに自分から手洗いする子になるコツ

  • 2024.7.14

保育園や幼稚園、学校などの集団生活では「感染症」が流行することも。そんな感染症対策の中で赤ちゃんからでもできる対策が「手洗い」です。集団生活では欠かせない習慣の1つが手洗いですが、帰宅するとどうでしょう?また、まだこんなに小さいのに、どうやって手を洗えばいいのか分からない。というママにも参考になる、年齢別手洗い方法を、現役保育士ママ竹口まお先生(@babymassage_mao)がお伝えします。

園生活では、こまめに手洗いをしている

園生活の習慣の1つでもある「手洗い」。園内では、おやつ、給食の前後、お外遊びから帰ってきたときは必ず手洗いをしています。その他、トイレ後や製作の後などにしています。幼稚園に通っている子も、1日4回は洗っていると思います。

保育園は特に保育時間が長い分、手洗いの回数も増えますね。集団生活だからこそ、手洗いをしっかりと習慣づけて、清潔さや感染症対策に取り組んでいます。

手洗いは赤ちゃんから取り組める生活習慣

手洗いをすることに、開始年齢はありませんね。赤ちゃんであっても手洗いはできます。幼いころから手洗いの習慣をつけることはとても大切です。

発達に応じた手洗いを実践すれば、どの年齢の子でも無理なくスムーズにできます。実際の園生活で使用している水道は、家庭用と違って子ども用ですので、子どもの身長に合わせた高さになっています。自宅では台を使ったり抱っこしてあげながら、手洗いを行ってくださいね。

0歳の手洗い

0歳の赤ちゃんの手洗い方法の基本は「濡れたタオルで手を拭く」です。水道水を使わないの?と思われるかもしれませんが、水道での手洗いが可能になるのは基本的には立つことができるようになってから。

ゴロンと寝転がっているのが中心の赤ちゃんでも、周囲のおもちゃを触ったり、さまざなまものに手を伸ばしたりしているので、タオルで手洗いをしています。砂や泥などに触った場合は流水を使って洗うこともあります。

1歳半ころ~

1歳半ころからは、実際に水道で手を洗います。1歳半ころになると立つことや、つかまり立ちをすることが可能になり始めますので、落ちてくる水に手を伸ばして、ゴシゴシと洗うことができるようになります。

家庭ではママが洗うところを見せてあげたり、「じゃぶじゃぶ」「ゴシゴシ」と動きを声に出してあげたりすることで、子どもは手洗いのイメージを覚えていきます。また、「きれいにしようね」「気持ちいいね」など、手洗いをすることで得られる感覚や気持ちよさを言葉にして伝えると、スムーズに手洗いをしてくれるようになりますよ。

しかし、水で遊んでしまい、周りに水を飛び散らせるような行動をとることもあります。そんな時は、手洗い場で水遊びをしないことを根気よく伝えましょう、一方、お風呂や水遊びの時に思い切り遊べる時間を作ってあげるといいですね。

3歳ころ~

3歳ころからは、自分で石鹸を使って手洗いをする習慣を付けていきましょう。3歳ころになると、興味だけで物を口に入れたりすることがグッと減ります。また、言葉の理解や、言葉でのコミュニケーションが取れるようになる年齢ですので、どのように洗うのか、細かい部分まで伝えられたり、手も器用になり始めて、大人の手の動きを真似ることもできます。手伝ってもらわなくても自分で手を洗えるということも、少し大人になったように感じ、進んで洗ってくれることも。

保育園や幼稚園で、手洗いソングを使って洗っている園もあります。歌にのせることで手の平や指の間、手の甲手首と、まんべんなくしっかり洗えるので、楽しみながらスムーズにきれいにできますよ。Youtubeなどにも動画が複数掲載されているので、子どもが気に入りそうなものを見つけてみてください。

習慣付けるためには、大人も一緒に!

外から帰ってきたら汚れた手を洗う・食事前は手を洗うという習慣は、大人になるまで常に身につけてほしいことの1つですね。しっかりと習慣化されるまでは時間がかかるかもしれませんが、子どもに「手を洗いなさい」と言うだけではなく、「先に手を洗ってから遊ぼうか」と、大人も一緒に手洗いをすることで、親の行動を見て覚え、習慣化(身につく)されます。

ぜひ親子で一緒に手を洗って「清潔にすることが気持ちいい」と教えてあげてくださいね。

著者:ママリ編集部

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