宝くじが「当たったぁぁぁ！」【まさかの高額当選】が → 夫婦の運命を大きく変えてしまった話

夢は買わなきゃ当たらない！と言いながら、億万長者を夢見て宝くじを購入する筆者です。残念ながら、まだ億万長者にはなれていません。
そんな宝くじで、まさかの悲劇が！？今回は筆者の知人A男さんから聞いたお話です。

給料が低い。結婚し悩むA男

共働きのA男さんは、自身の給与が低い事を気にしていました。
結婚したばかりで、妻を養わないと！という気持ちが強く、転職をするか悩んでいたのです。

今後子どもをもつことも考えると、出産後も妻には働いてもらわないといけない。
そんな風に悩んでいたのですが、

「私もずっと働くし、一緒に頑張ろうよ！」

優しい妻は、そう頼もしく言ってくれたのです。

そんな2人に、人生が一変するような転機が訪れることに！！

なんと、A男さんが購入した宝くじが当選していたのです！
金額は1億円という、奇跡の高額当選。
妻と2人でほっぺたをつねり「夢じゃないよな」なんて古典的な事もしてみたり。

そうして手に入れた大金で、念願のマイホームを購入しました。
当選したお金は貯金をメインにして、このまま共働きを続けることを夫婦で話し合ったのです。
もちろん妻も了承し、

「たまに旅行で贅沢しよう！」

そんな幸せな計画も立てていたのです。ところが……

ある日、妻が急に退職したのです。
理由は「これだけ貯蓄があるから、働く理由がない」とのことでした。

確かに貯蓄はありますが、共働きをするつもりだったA男は不安でしかありませんでした。
そして、そんな不安は的中してしまったのです。

妻の金遣いはどんどん荒くなり、好き勝手にお金を使うようになったのです。
妻の実家の車を了承なく買い替えたりと、自分達に使うだけでなく、あちこちに散財し始めました。

そんな妻を、A男さんは何度も注意しました。
しかし、妻は変わらず散財し続け、喧嘩ばかりの日々が続いてしまったのです。

そんな日々にお互い嫌気がさしてしまい、なんと2人は離婚することに。
離婚する時も財産分与で大揉めし、家庭裁判所のお世話になってしまうほどでした。

あれだけおしどり夫婦で支え合ってきたのに、一瞬で敵になってしまったような感覚でした。
今でも宝くじさえ当たらなければ、一緒に暮らせていたのかなと思ってしまいます……。

高額当選は不幸になると言われるほど、お金って本性が出てしまうもの。
大金を手にして嬉しい気持ちはもちろんわかるのですが、一番大切な人をおざなりにしてはいけませんよね。
なんとも切なく悲しい結末を聞くと、お金があることが幸せの全てではないのだと感じます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yuki.K