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【MLB】メジャーを席巻する「投打の怪物」が競演 オールスターゲームで必見のナ・リーグ初出場選手3選

  • 2024.7.14
レッズのエリー・デラクルーズ(C)ロイター/USA TODAY Sports
SPREAD : レッズのエリー・デラクルーズ(C)ロイター/USA TODAY Sports

現地15日(日本時間16日)に開催されるMLBオールスターゲーム(以下ASG)は、約半数が初選出のフレッシュな面々となった。今後のMLBを担うであろう若手も多く選出されたが、ナ・リーグ編では初出場選手のなかでも注目の若手3選手を紹介する。
彼らの実力を知った上でゲームを見れば、オールスターゲームがさらに楽しめること間違いない。(※記事内の成績は現地7月9日時点)

■前人未到の記録に挑む“怪物”

エリー・デラクルーズ(レッズ)

2023年6月のメジャーデビュー以来、15試合目でサイクル安打、1カ月後には1打者の打席で二盗・三盗・本盗を決めるなど、打・走・守で注目を集め、今季は前人未到の記録に挑んでいるのがレッズのエリー・デラクルーズ内野手だ。
レギュラーシーズンの半分を消化した時点で、シーズン約80盗塁のペースで快走しており、本塁打は26本ペース。これまで80盗塁以上での最多本塁打は、1986年にリッキー・ヘンダーソン外野手(当時ヤンキース)が記録した28本が最多(87盗塁)だ。オールスター当日は控えからのスタートになるだけに、起用のタイミングが気になるところ。
ゲーム中盤以降、無走者からの出塁で代走起用となれば、盗塁が俄然注目される。守備でも23年に記録した送球スピード、99.8マイル(約160.6キロ)がASGでも見られるか。MLB内野手史上最速の爆肩にも注目したい。

■若き剛腕が野茂以来の偉業

ポール・スキーンズ(パイレーツ)

2023年のドラフト1巡目(全体1位)でパイレーツに入団すると、今季5月にデビューし、10試合の登板で5勝0敗、防御率2.12の快投を披露。MLB公式サイトが1日(同2日)に発表した新人王の模擬投票の結果では1位に輝いたポール・スキーンズ投手
スキーンズの武器は、平均99.2マイル(約159.6キロ)の4シームと平均94.2マイル(約151.6キロ)のスプリットによる、空振り率30%を超えるコンビネーションだろう。
圧巻の快投で向かうところ敵なしのスキーンズは、ルーキーとしては1995年の野茂英雄(当時ドジャース)以来となる先発投手抜擢も発表となった。ちなみに、野茂が登板したのも、開催地は今回と同じテキサスのアーリントンだった。

■1年目とは思えぬ活躍でオールスター選出

ジャクソン・メリル(パドレス)

2021年ドラフト1巡目(全体27位)でパドレスに入団すると、マイナーで着実にステップアップ。今季は3Aを飛び越えて開幕ロースター入りの切符をゲットしスタメンデビューも飾ったが、これは中堅手として史上3番目の若さ(20歳と336日)だった。
ルーキーとは思えぬ適応力を発揮し自身の居場所を確保したが、6月には打率.320、9本塁打、OPS.996の大活躍。このペースでいけばシーズンを通しての「20本塁打・20盗塁」も軽々と超えることが予想される。
若干21歳にしてオールスターの座も射止めたメリル。大舞台でも結果を残せれば、次代のスター外野手候補生としての評価はますます強固となるはずだ。
ASG選出という栄誉を自らの力で掴み取った選手たち。“夢の祭典”では、どのような爪痕を残すことができるか。さらなる飛躍が期待される初選出の選手たちには特に注目してみたい。

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