1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【30代女子必見アート情報】『「オバケ?」展』『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』キュレーター・林綾野さんが語る見どころとは?

【30代女子必見アート情報】『「オバケ?」展』『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』キュレーター・林綾野さんが語る見どころとは?

  • 2024.7.13

キュレーター・アートライターとして展覧会企画や、美術書の執筆を手がける林綾野さんが紹介するアート情報。今回は、東京立川市・PLAY! MUSEUMで開催中の『「オバケ?」展』、東京千代田区・東京ステーションギャラリーで開催中の『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』をピックアップします。


会いたくない、会ってみたいオバケをめぐる好奇心を解放!

「オバケ」と聞いてあなたは何を想像、空想するだろうか? 怪談話に出てくる恐ろしい何者か、漫画に登場するユーモラスなキャラクターか。はたまた絵本に描かれる友だちのような存在かもしれない。思い浮かべてみるとオバケのイメージは人それぞれ色々だ。

東京・立川のPLAY! MUSEUMでは、この夏『「オバケ?」展』が開催される。会場には不可思議で怖いけどちょっと気になるオバケを体感、考察、発見できる楽しい仕掛けがいっぱい。まずは「普通に怖~いオバケ屋敷」でオバケと出会おう。そして落語家の春風亭一之輔による、絵本「ねないこだれだ」の朗読に耳をすませ、みんな大好きな「バーバパパ」と触れ合うゾーンでわくわくする。オバケが登場する絵本の原画、インスタレーションや映像作品など美術館ならではの展示とテーマパーク的体験の両方を味わえる、夏休みにぴったりの展覧会だ。

東京ステーションギャラリーでは『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』が開催される。ベルギーに生まれたフォロンは、「タイム」などアメリカの雑誌でイラストレーターとして活躍したことを機に世界中で人気を得るようになった。日本で約30年ぶりとなる本展には、ドローイングや水彩画、版画、ポスター、立体まで、約230点の作品が揃う。美しく浮遊感漂うフォロンの世界を存分に堪能したい。

空想することで広がるイマジネーションの世界。心をより自由にしてくれる何かときっと出会えるはずだ。

『「オバケ?」展』

『おばけのバーバパパ』1972年(偕成社)作:アネット・チゾン、タラス・テイラー 訳:やましたはるお

期間/ 7月13日(土)~9月29日(日)
休館日/会期中無休
住所/東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F
会場/PLAY! MUSEUM
電話/042-518-9625

『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』

《月世界旅行》1981年 フォロン財団 ©Fondation Folon, ADAGP/PARIS, 2024-202573

期間/ 7月13日(土)~9月23日(月)
休館日/月曜日(ただし7/15、8/12、9/16、9/23日は開館)、7/16(火)
住所/東京都千代田区丸の内1-9-1
会場/東京ステーションギャラリー
電話/03-3212-2485

文=林綾野

※InRed2024年8月・9月合併号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。
※地震や天候などの影響により、イベント内容の変更、開催の延期や中止も予想されます。詳細は各お問い合わせ先にご確認ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる