エンブレムを“旧ロゴ”に変更！アトレティコ・マドリー、2024-25新ユニフォームは「2冠時代」に触発のデザイン

Text by 立野敦史(Qoly LFB Vintage)

スペイン1部アトレティコ・マドリーとキットサプライヤーのNikeは11日、2024-25シーズンに向けた新ホームユニフォームを発表した。昨年夏の告知通りこのユニフォームからエンブレムを変更し、「旧デザイン」に戻している。

アトレティコ・マドリー 2024-25 Nike ホームユニフォーム

2024-25新ホームユニフォームは、複雑な配色のストライプ柄を採用。レッドとホワイトによる伝統のストライプの中に細めのストライプを走らせる独特なスタイルだ。

胸スポンサーは引き続きサウジアラビアの新興航空会社「RIYADH AIR（リヤド航空）」に。

クラブ側の説明によると今作のストライプは、ラ・リーガとコパ・デル・デイ（国王杯）を優勝し2冠を達成した1995-96シーズンのホームユニフォームに触発されたものだという。当時の主力メンバーには現在チームで指揮を執るディエゴ・シメオネ監督も含まれている。

前述の通り、左胸のエンブレムは2016-17シーズンまで使用していた旧ロゴへ戻している。

23-24シーズンまで使用したデザインはファンの評判も良くなく、幾度となくデザイン変更を求める声が上がっていた。そこでクラブは2023年6月、会員（ソシオ）を対象にエンブレム変更の賛否を問う投票を実施。約90％の賛成票を得たことで変更案が可決され、今回の実施に至った。

ゴールドの縁取りを付けるタイプは、2冠を成し遂げた95-96シーズンやUEFAヨーロッパリーグを優勝した2009-10などで使用していたもので、ファンに最も人気のあるデザインだ。

エンブレムをクラブ栄光の時代を知る旧ロゴに戻した新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストア他で販売中。