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【ライブレポ】TOMORROW X TOGETHER、自身初の東京ドームライブ初日「ようやく会えたね。約束の場所で」

  • 2024.7.13

「TOMORROW X TOGETHER」K-POP史上最速の4大ドームツアーをスタート!

5人組ボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER」が、7月10、11日と東京ドームで『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT:PROMISE> IN JAPAN』のライブを開催。"K-POPアーティスト史上最速4大ドームツアー"ということに加えて、デビュー5年目で念願の東京ドームの舞台に立った、初日のライブの様子をお届けします。

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

SOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIで結成された「TOMORROW X TOGETHER」は「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」という意味があり、それを表すかのように花道が交差されているステージセット。

王冠を被るYEONJUNのパフォーマンスからライブが始まり、1曲目に選んだのは『Deja Vu [Japanese Ver.]』。続いて『9と4 分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]』など、MOA(ファンの呼び名)のテンションが上がる曲を披露していく。

愛嬌バトルや最新の日本語楽曲を披露

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

韓国の伝統芸能を取り入れた羽を広げるような群舞から次のステージが始まり、ダンサーたちの中心から4人が扇子を持って登場。『Sugar Rush Ride』にアレンジを加えたパフォーマンスを繰り広げ、続いて『Farewell, Neverland』『Chasing That Feeling』など代表的な曲が続く。 「いろいろ準備しました!」と言う通り、ステージの合間でファンと交流する場面では愛嬌バトルだったり、それぞれが用意した(この日はTAEHYUNが『君じゃない誰かの愛し方 [RING]』、BEOMGYUが『好きだから。』のワンフレーズを歌った)お楽しみを披露。 ※ご指摘いただいた点を修正いたしました。ここに深くお詫び申し上げます※

圧倒的歌唱力で存在感を発揮するHUENINGKAIとTAEHYUN

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

日本4thシングル『誓い (CHIKAI)』に収録されている『きっとずっと (Kitto Zutto)』※日本オリジナル曲は、HUENINGKAIが制作に参加。「少し前にリリースされたのにみんなが一緒に歌ってくれて嬉しい」と喜びを表した。

コメントではマンネ(末っ子)らしく「MOAちゃ〜ん! 愛してる♡」と愛嬌をたっぷり振り撒いたり、「今日は月が綺麗ですね」と、日本を意識した愛情表現も。ステージでは少年から青年へと変化したその姿をファンに見せつけた。

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ドーム公演直前に出演した日本の音楽番組で、圧倒的歌唱力とそのビジュアルの強さで話題を集めたTAEHYUN。この日も、その力強くも美しい歌声で観客たちをその世界へと惹き込んだ。

挨拶では「どこから見てもイケメン、テヒョンです。お久しぶりです〜」と笑いを誘い、「念願のドームツアーが始まりました。とても緊張していますが明日も来るMOAもいますか?(「はーい」と思ったよりも多くのMOAが返事をする)ほとんど来るんですね(笑)。明日も今日みたいに幸せな思い出をつくりますよ。遅い時間までありがとう。気をつけて帰ってね」と最後まで日本語でコメントをし、愛を伝えた。

10年越しの夢を叶え男泣きするSOOBIN、「夢に会いにいく」YEONJUNのユニットではMOAから悲鳴も!

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伝説の練習生としても名高いYEONJUNは、ダンスはもちろん、特筆すべきはステージ上の存在感! 指先、表情、ひとつひとつ全て計算され尽くされているかのような動きで一瞬たりとも目が離せない。

SOOBINとのユニットステージで、白のタンクトップ姿で登場するとMOAたちから悲鳴に近い声が!
振り付けに参加したという『Growing Pain』では、オールブラックの衣装でハードなロックナンバーをダイナミックな踊りとパワフルな歌唱で魅了していた。

「正直、4大ドームでMOAに会えるのが信じられない。夢みたい。夢のようなステージに立たせてくれて、ありがとうございます。MOAの愛と応援に応えるTXTになる。幸せな夢をもらえたので、僕もMOAの夢に会いに行きます。夢で会おう!」と締め括った。

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『The KILLA』をYEONJUNとのユニットで披露し、セクシーな衣装や妖艶なダンスで大人の魅力を振りまいたSOOBIN。
ファンと交流する場面で、本人も大ファンだと明言するKARAの『GO GO サマー!』をMOAの合唱とともに踊ったとは思えない豹変ぶりで、その振り幅の大きさを見せる。

「10年以上夢見てきました。こうやって夢を見られるように、夢を叶えてくれてMOAのみなさん本当にありがとうございました。あれこれ準備をしながら大変な時間もあったけど、これまでやってきました」と語ると「SOOBINお兄さんが東京ドームに立ちたいってずっと言ってきたんです」と弟たちから暴露され「今日は一生忘れない1日になると思います。明日もそうなると思います。大好きだよー!」と声を上げた。

直前に怪我をしたBEOMGYUは悔しさを滲ませながらも感謝と愛を伝えた

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

直前に怪我をしてしまったBEOMGYU。この日のパフォーマンスも座っての参加となる悔しい結果に。

「いつも騒がしいBEOMGYUが静かだから変」「あれはセットですか?(笑)」と、メンバーからイジられながら明るいムードで進行。ステージ上の移動は椅子ごとメンバーに”よいしょ”と抱えられたり、おんぶされたりと可愛い姿が見られた。
さらに、ライブ冒頭では「MOAに会えないのことの方がツラい。MOAが一番の薬だから」と話すと、YEONJUNが「BEOMGYUが早く治るようにファイティンって言ってあげましょう」と言い、会場から「ファイティン!」と大声援が送られると満面の笑顔も見せた。

最後のコメントでは、「実は昨日(リハーサル)も今日もすごく残念な気持ちになりました。いつ来られるかわからないこの東京ドームの上で、ダンスを出来ないことが、すごく悲しい。すぐ治るとみんなに伝えたんですが、思ったよりもなかなか治らなくてもどかしい気持ちになりました。でも、僕がいないステージでも4人で、5人以上のステージをつくってくれたメンバーに感謝しています。そして、早く良くなって素敵なステージをお見せしますので、少しだけ待っていてくださいね。次に来るときには、椅子が必要じゃない少年となって戻ってきます。今日は来てくれて、本当にありがとうございました」と、感謝と悔しさを滲ませながらファンと約束した。

デビュー5年にしてつかんだMOAとの約束の場所

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ライブ終盤では最新曲『ひとつの誓い(We’ll Never Change) 』を運命のように、繋がれている紐を使ったパフォーマンスで魅了した。アンコールの『Miracle』ではそれまで我慢していた涙が溢れてしまったBEOMGYUに、花道にいたメンバーたちが走って駆け寄り抱きしめる姿も。そのメンバーたちの愛と絆に観客も一緒に涙し、会場全体がやさしい気持ちに包まれた。

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ライブ中「約束」「ずっと一緒だよね」と、ツアータイトルにもある「PROMISE」という言葉を何度も口にしてきた5人。

2019年にBTSと同じ事務所のボーイズグループとしてデビューし、すぐに注目を集めたもののコロナ禍などもあり、決して順風満帆だったとは言えない5年間を経て、ようやく手にした東京ドームというステージ。激しいロックナンバーからPOPSまで幅広い楽曲と多彩なパフォーマンスで全28曲、3時間以上のライブを披露し、「夢みたい」「夢を見させてくれて、叶えてくれてありがとう」と、最後までMOAへの愛と感謝を伝えた。

取材・文=小池 遥

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