高熱の私を叩き起こし「さっさと飯作れ！」【出勤前に怒鳴るモラ夫】→ 子ども達の逆襲にタジタジ！

モラハラの特徴は、相手の状況も考えずに自分の思い通りにしようとすることです。奥さんの具合が悪くてもお構いなし。そんなモラハラ夫に逆襲したのは──？ これは筆者の友人・Rが実際に体験した、モラハラ夫とのバトルエピソードです。

夫はモラハラ気質

私の夫はかなりのモラハラ男です。
息子たちが小さい頃から家事・育児を全くせず、「俺が食わせてやってるんだ！」「俺の仕事は大変なんだ！」と一人で威張っていました。

ある日、私は珍しく風邪をひいて、高熱を出して寝込んでしまいました。
そんな状況でも夫はモラハラぶりを遺憾なく発揮するのです。

心配してくれる息子たち

高校生と小学生の息子たちは、「お母さん、寝てていいよ」と気遣ってくれて、一生懸命看病したり、家事を手伝ってくれたりしました。

しかし次の日の朝、いきなり夫は「何時だと思ってるんだ！」と私を叩き起こしたのです。
時間はまだ5時。
「俺がもうすぐ仕事に行くのに、何でお前は寝てるんだ！」と怒鳴る始末。
具合が悪いという状況を目の当たりにしていたのに、全く意に介していない夫は「朝飯がないんだよ！ 朝飯が！ 飯食わずに仕事に行けって言うのか？」とお怒りモード全開で大騒ぎしていました。

息子たちが夫に反撃

すると、夫の怒鳴り声で起きてきた高校生の長男が「うるさいな！ 朝飯ぐらい自分でやれよ！ お母さんは具合悪くて寝てるんだろ？」と言いました。
しかし、夫は「朝飯作るのは女の仕事だろ！」と一言。

一緒に起きてきた小学生の次男も「自分でやれば良いんじゃないの？ お母さんは熱があるんだし、起こしたらかわいそうだよ」と反論します。
すると長男は「小学生でもわかることがわかんねぇのかよ？ 何が偉いんだか知らないけど、具合悪い人のことも思い遣れないのって、人としてどうかと思うよ？」と思いっきりド正論をぶちかましてくれたのです。

逃げた夫

普段まったく反抗することのない息子2人の逆襲に、夫はタジタジ。
「コンビニで買うからいい！」と捨て台詞を残して、出勤していきました。

その様子を見ていた長男は「何なの？ あれ？」と本当に呆れた顔。
次男も「パパは少しおかしいね」と一言。
その日を境に、夫と息子達の間に埋められない溝が生まれてしまったことは言うまでもありません。

モラハラ夫の末路

私の高熱は3日ほどで下がりましたが、夫は一度も心配するような素振りは見せませんでした。
ようやく元気になった私に、長男が神妙な顔で「お母さん、あの人と一緒にいるのは意味がないと思うよ」と言ってきました。

あれから夫はだいぶ大人しくはなったものの、完全に浮いた存在になってしまっています。
息子たちがきちんとした大人になるために、モラハラ夫は必要ないのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K