「墓が無い？じゃあご両親は安心して死ねないわねww」【上から目線の義母】だったが → 思わぬ事件が！？

自分の価値観だけで動く人は、知らないうちに上から目線になったり、他人を嫌な気持ちにさせることがあります。これは筆者が体験した義母のお話。嫁の実家にマウントをとった義母は、思わぬ逆襲を受けることになります。

お墓

私の父親は次男。
本家のお墓には長男しか入れないとのことで、我が家には両親が入るお墓がなく、以前から「お墓はどうしようか？」と家族で相談していました。

私の両親の希望は、子どもや孫たちに迷惑をかけないこと。
特に私の実家は私と妹の姉妹で、2人とも嫁に出した身……両親はお墓を建てるのではなく、永代供養や樹木葬などを希望していたので、妹と2人で資料請求を行っていました。

ある時、義実家のお墓参りに同行すると、義母が「そういえばRちゃん（私）のおうちのお墓はどこにあるの？」と聞いてきました。
私は「父が次男なので、今お墓を探しています。」と答えると、義母はあざ笑うような言い方で

「あらぁ、お父さんもお母さんももう歳なのに、それじゃ安心して死ぬこともできないわねぇ～。」

と言ったのです。
きちんとした理由があるのに、まるでバカにするように上から目線で物を言う義母に、私はふつふつと怒りが湧いてきました。

義母は以前から私の実家をバカにするような言動を繰り返していました。
父は自営業で店を営んでいましたが、体調を崩し廃業。
経済的に苦しかった私の実家を見下していたのです。

義母は『すべての基準がお金』の人でした。
お金のない人はみっともない、お金のある人は偉い、うちはお金があるからすごい。
私はそんな偏った考えを持つ義母が好きではありませんでしたが、今回のことでお付き合いを控えるようにしました。

しかし数年後、義祖母が亡くなったときに事件が勃発しました。
義実家のお墓の管理費が長年支払われていなかったため、霊園側から一括で支払うか、墓じまいをするかと警告を受け、選択を迫られてしまったのです。

結局義父が一括で支払ったのですが、かなりの金額だったとか。
この話を聞いた夫や義弟が「そんなにお金がかかるんなら、俺たちは墓守できないよ。」と言い出しました。
夫は長男。
義母にとっては、自分の入るお墓の存続が難しい状況になってしまったのです。

夫は義母に「R（私）の両親はこういうことが起きないように、お墓をわざわざ建てなかったんだなぁ。」と言ったそうです。

お墓のことも含めて、さんざんバカにしてきた私の両親を、息子（夫）が褒めたことによって義母は撃沈！
今では、義父とお墓のことでもめているそうです。

自分の価値観を大切にするのは良いことですが、合わない価値観の人を攻撃したり、自分とは違う結論を出す人をバカにしたりするのは、結局自分の首を絞めることになるんだなぁと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K