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今すぐできる! この夏、エアコン電気代を節約するコツ3選【設定温度・掃除法】

  • 2024.7.12

まだ梅雨が明けていない地域が多いなか、蒸し暑~い日が続きますね。家の中で熱中症にならないようにするためにも、エアコンを活用するのは重要。しかし一方で気になるのが、電気料金です。8月からの復活が発表された電気料金の負担軽減措置も、残念ながら7月は適用されません。

電気代を抑えるポイントは、家庭内で消費電力量が多い家電を把握すること。夏も冬も1位はエアコン、2位は冷蔵庫。2つを合わせると一日の電力消費量の半分を占めることに。そこで、「〇〇するだけ」で効率的に電気代が節約できる「夏のエアコン」アクションBEST3をご紹介します!
  

1位   フィルターを月1~2回清掃するだけで……   年間約990円(※1)おトク!

 
フィルターが目詰まりしていると、空気の通りが悪くなって設定温度に達するまでに時間がかかり、無駄な電力を消費します。フィルターを掃除することで、冷房時で約4%の消費電力削減が可能に。環境省のウェブサイトでも、2週間に一度の清掃が推奨されています。また、室外機の吹き出し口がふさがれると、冷房の効率がダウン。まわりに物を置かず、排気をよくすることもポイントです。

 

2位   冷房の設定温度を1℃上げるだけで…….   年間約940円(※2)おトク!

設定温度を1℃上げるごとに約10%の節電効果が得られます。暑いと思ったら温度を下げる前に、エアコンの風量を「強」にする、もしくは扇風機やサーキュレーターで空気を循環させて「体感温度」を下げましょう。冷たい空気は下にたまるため、部屋を均一に冷やすには風向きは「水平」が正解。また、室温をキープしたいときは、「弱」よりも「自動」運転のほうが電気代を抑えられます。

 

3位   涼しい朝晩は冷房を切るだけで……    年間約580円(※3)おトク!

 
外の気温を確認して、必要ないと思えば適宜止めることがポイント。早朝や夕方、雨上がりなど、窓を開けて換気をしたほうが快適な場合は、エアコンを切ったほうが節電になります。ただし、暑さが厳しい日中は、頻繁に電源をオン・オフするとかえって消費電力がふえてしまうので注意して。

★★★

 先日、約2年ぶりにエアコンのカバーを開けてみると、フィルターには灰色のホコリがびっしりついていました。あわててシャワーで洗い流しピカピカにしました。これからはこまめに掃除をし、節電=節約をめざしたいと思います。 

※1フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較

※2 外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)

※3 冷房を一日1時間短縮した場合(設定温度28℃)

教えてくれたのは……
 

中村 剛さん

東京電力エナジーパートナー勤務。消費生活アドバイザー。家電製品総合アドバイザー。2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。〈家電王〉として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中。

 

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