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【MLB】カブス今永昇太、サイ・ヤング賞右腕との投げ合いを制して8勝目 相棒捕手も絶賛「彼は自分の仕事をまっとうする」

  • 2024.7.11
カブスの今永昇太(C)Getty Images
SPREAD : カブスの今永昇太(C)Getty Images

カブス今永昇太投手が10日(日本時間11日)、敵地でのオリオールズ戦に先発登板。6回6安打無失点、1四球6奪三振という快投で、約1カ月ぶりとなる8勝目(2敗)を挙げた。試合は4-0でカブスが快勝した。

■メジャー最多本塁打の強力打線を封じる

初選出された16日(同17日)のオールスターゲーム前、最後の登板となった今永。1回から3回まで毎回走者を許す苦しい投球となり、4回こそ3者凡退に退けたものの、5回、6回も得点圏に走者を背負うピンチを招いた。しかし、要所で三振を奪うなど粘投し、無失点で切り抜けた。
結局、メジャー最多147本塁打を誇る強力打線に対して、6回6安打無失点、1四球6奪三振で封じた。また、2021年のサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズ投手との投げ合いも制し、今季8勝目を挙げた。
試合後、「オリオールズには本当に良い打者が揃っている」と振り返った今永。そのため、慎重になり過ぎたと認め、立ち上がりから苦労した理由を明かした。この日の相手先発はバーンズで、前回登板ではフィリーズのエース、ザック・ウィーラー投手と投げ合った。好投手との“連戦”については「彼らは2人とも素晴らしい投手。彼らから学べることがたくさんある。だから、(投げ合いは)勉強する機会と捉え、チャンスとして利用した」と主張した。

■敵将も脱帽「彼は素晴らしい投手だ」

今永とバッテリーを組んだミゲル・アマヤ捕手は「ショウタは謙虚で、いい人。面白い人だね。でも、いざ試合になれば、彼は自分の仕事をまっとうする。だからこそ、彼は我々を代表するオールスター選手なんだよ」と笑った。
敵将ブランドン・ハイドも「イマナガを称賛する。彼は素晴らしい投手だ。我々は3回ほど大きな打球を飛ばしたが、ただそれだけだった。それ以外は何もなかった。本当に感心した」と称えた。
今永は最後、「私は勝つために、チームを助けるためにマウンドに上がる。ただ、どんなに頑張っても1回の登板で1勝しかできない。5勝や10勝になるわけではない。だから、重要なのは毎日集中して勝利を積み重ね、あまり先のことを考え過ぎないようにすることが大事だと思う」と話し、目前のゲームに集中する姿勢を強調した。
オールスターゲームでは登板する機会はあるのか。メジャー屈指のスーパースターたちとの対戦が待ち遠しい。

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