髪の広がりをどうにかしたい…プロのヘアメイク直伝の頭皮ケア

高温多湿の日本の夏。髪の扱いに困っちゃうという人、多いのではないでしょうか。FUDGE本誌で活躍中のヘア&メイクアップアーティスト・長澤葵さんに、この時期のヘアケアTIPSを教えてもらいました。

 

頭皮ケアで血行促進

髪がペタンと元気がない人、お疲れ気味で頭皮がカチカチになっていませんか? そんなときには、マッサージ。ジンワリほぐせば血の巡りがよくなり活力アップ。シャンプー前に、髪が元気になる土台を整えてあげましょう。

 

まず耳まわりをマッサージ

1.耳を親指と人差し指でつまみ、外に向かって軽く引っ張りながら下までおろす。回しながら引っ張ってもOK。

 

2.こめかみから耳まわりをツボを押すように刺激してから、耳まわりをやさしくなぞってリンパを流す。

 

3.耳たぶの下にあるくぼみを揺らしながら押したら、胸鎖乳突筋を指で挟んで鎖骨へ流し、そのまま脇下までなでるように流していく。

 

頭皮をしっかりほぐしていく

4.「オイルなどをなじませたら、指の腹で頭皮をしっかり掴んで、ツボを押すように刺激します。トップから後頭部までゆっくりと行って。次に同じ場所に指を置き、指を頭皮につけたまま、頭蓋骨から頭皮をはがすイメージで円を描きます」。

 

5.後頭部まで来たら、親指を首の窪みに当てて同時に刺激するとスッキリ。最後に胸鎖乳突筋から脇下まで流して、完了。

「最初に耳周辺の緊張をほぐしておくと頭皮がやわらかくなりやすいです。力加減は軽く刺激する程度で大丈夫」（長澤さん）

 

SHIGETA PARIS

毛髪の成長を促すローズマリー、血行を促進するラベンダーなど、髪と頭皮のことを考え抜いた12種類の厳選精油をブレンド。頭皮に5滴つけたら、深呼吸しながらじっくりマッサージを。

 

FUKUBISUI

ハーブの力を閉じ込めたミストローション。使っているのは完全無農薬＆有機栽培のローズマリーエキスと白樺樹液のみという、贅沢極まるレシピ。洗髪後の清潔な頭皮にたっぷりと吹きかけたら、指の腹でよくなじませて。

 

AVEDA

薄毛や抜け毛が気になる人のための人気ラインに、3つの新植物成分を配合。毛包を保護して毛包環境を整え、健康的なヘアサイクルをサポート。根元からコシのある、太くて元気な髪に。

 

SENSE OF HUMOUR

全身の地肌に使える100％天然由来のガスールクレイ。水を加えてペースト状にしたら頭皮に塗布して洗い流すだけ。余分な皮脂や古い角質を吸着。

 

ヘア&メイクアップアーティスト

長澤 葵さん

大阪生まれのアメリカ＆カナダ育ち。サロンワークを経てメイクアップアーティスト・石川智恵さんに師事。2011年に独立し、ファッションやビューティ、広告などで幅広く活動。オーガニックにも精通し現在はアロマセラピーを勉強中。自身もくせ毛に悩まされ、ヘアケアには特に関心が高い。

 

photograph_Morito Miho <LOVABLE>
styling_Akashi Emiko
hair & make-up_Nagasawa Aoi
model_Ann Angel
edit & text_Yoshida Kei
design_Honda Yasuki <LETTER DESIGN>

 

FUDGE vol.251 2024年6月号より