オリヴィア・マンとジョン・ムレイニーが結婚

オリヴィア・マンとジョン・ムレイニーが結婚した。『ピープル』によると、2人は先週末にニューヨークにある友人の自宅で式を挙げ、立ち会ったのは2歳の息子マルコムと証人の2人だけだったという。『X-MEN』シリーズで知られるオリヴィアと「サタデー・ナイト・ライブ」出身のジョンは、2021年5月に交際が発覚。同年9月にジョンがトーク番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」に出演した際、オリヴィアが妊娠したことを公表、11月にマルコムが誕生している。

オリヴィアは今年3月、両方の胸に進行の早い悪性の腫瘍ルミナルBがみつかり、両胸の切除手術を受けたことを公表。医師の勧めで乳がんリスク診断を受けたところ、スコアが高かったためMRIを受け、そこから超音波検査に生検と検査を重ね、発覚した。自覚症状のない段階で発見できて幸運だったといい、「さまざまな選択肢を検討するだけの十分な時間がありました。ほかの女性みんなも同じであってほしい」と語っていた。彼女は昨年診断を受けてから10カ月の間に4度の手術を受け、今年4月には子宮摘出手術も受けた。その間、ジョンはずっと彼女の傍で支えたという。

今年5月、ジョンはUS版『VOGUE』のインタビューで、オリヴィアの強さをこう讃えていた。「オリヴィアと僕は、この2年の間さまざまなことを乗り越えてきました。何が起きてもただお互いの傍にいて、支え合いました。彼女の相棒として、恐怖心と守りたいという気持ち、両方を感じました。マルコムを膝に乗せ、僕が手を握っていても、肉体的にこの病気と闘うのは彼女一人なのですから」

オリヴィアは4月に『ピープル』のインタビューで、ジョンの献身について語っている。「彼がいなかったら、氷山を上っている気分だったと思います。父親として息子の面倒を一身に引き受け、病院を行き来して、彼に自分の時間なんてなかったと思う。マルコムを公園に連れて行き、昼寝をさせ、病院に来て私と過ごし、帰ってマルコムを寝かしつけ、また私のところに来てくれる。それをすべて機嫌良く自らしてくれました」

さらにコメディアンである彼は、辛い日々を送る彼女を笑わせてくれたそうだ。「術後、身動きしたり笑ったりするだけで痛む時以外は、本当に最高でした。彼があまりにも面白くって笑ってしまうから、病室を出てもらったことも何度もあります」。オリヴィアは病気を公表した際も、支えてくれたパートナーに触れ、「手術のたびにリサーチし、夜な夜な薬の効能や副作用について調べてくれたジョン、ありがとう」と綴っていた。

Text: Tae Terai