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02年度と03年度の熱い戦いは03年度が一歩リード【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.7.11

国内女子ツアー第19戦、ミネベアミツミレディスでは、川﨑春花プロが2年ぶりのツアー3勝目を飾りました。これで03年度生まれの通算勝利数は13となり、02年度生まれの12勝に差をつけました。今一番ホットな戦いであるだけに、今後の02年度と03年度の戦いは要注目です。

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◆川﨑プロは世代3人目の通算3勝目

昨年のミネベアミツミレディスでは最終日最終組のペアリングに注目が集まりました。全員が開催地である北海道出身だったからです。しかも、小祝さくらプロ、菊地絵理香プロ、宮澤美咲プロは予選ラウンドから同組であり、4日間同じペアリングでした。そのミネベアミツミレディスですが、今年も最終日最終組のペアリングは滅多にない組み合わせでした。

そのペアリングとは、川﨑春花プロ、尾関彩美悠プロ、櫻井心那プロの3人です。皆、03年度生まれであり、94期生の同期。同学年同期の3人が最終日最終組でラウンドするのはツアー史上初の珍事でした。試合はこの3人が終始優勝争いを行い、川﨑プロが優勝、2位が櫻井プロ、3位が尾関プロでした。

川﨑プロといえば、03年度生まれ第1号のツアー優勝者であり、22年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を制しています。さらに、同年のマスターズGCレディースでも優勝を飾り、同世代のシーズン2勝達成も一番乗りでした。その川﨑プロに触発されたように、22年は尾関プロが初優勝を飾り、23年は神谷そらプロが2勝、櫻井プロが4勝を飾りました。さらに、今年は竹田麗央プロがすでに3勝を飾っています。

川﨑プロは同年代3人目となるツアー通算3勝目を飾ったわけですが、同時に同年代のツアー通算勝利数は13となりました。前週まで02年度生まれと並んでいましたが、これで1歩リードしたわけです。

◆今季は98年度世代が元気

JLPGAツアーはミネベアミツミレディスを終えた時点で全38試合のちょうど半数の試合数を消化しました。優勝者の生まれた年度別に分けると、98年度が6勝、02年度が5勝、03年度が4勝、94年度が2勝、00年度と08年度が1勝ずつとなります。

こう見ると、02年度と03年度の争いも激しいですが、それ以上に98年度の元気さが目立ちます。しかも内容が初優勝あり、復活優勝あり、6年連続優勝ありとバラエティに富んでいます。この世代に02年度と03年度がどのように立ち向かうかが、後半戦の見どころだと言えるでしょう。

ちなみに、98年度世代は現在通算49勝を挙げており、これは9位タイとなります。1位は51年度世代の98勝ですが、現在ちょうど半数に当たります。ただ、98年度世代はまだ25~26歳と若いだけに、記録更新の可能性は十分あるでしょう。02年度、03年度世代も実力者が多いだけに、今後の活躍を期待したいですね。

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