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伊藤美誠は「どんな困難にも立ち向かいタイトルを獲得」 WTTが世界9位浮上を称賛、驚異の98人抜きの橋本帆乃香も激賞

  • 2024.7.10
伊藤美誠(C)WTT
SPREAD : 伊藤美誠(C)WTT

国際卓球連盟(ITTF)は9日、2024年第28週の世界ランキングを発表。「WTTスターコンテンダー バンコク」の女子シングルスで優勝した伊藤美誠(スターツ)がひとつ順位を上げて9位に入った。
WTT公式はおよそ1年半ぶりの復活優勝を成し遂げた伊藤について称賛。また、今大会で躍進を見せた日本選手についても言及している。

■2023年2月以来のWTTシリーズ制覇

伊藤は準々決勝でベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)、準決勝でソ・ヒョウォン(韓国)を下すと、決勝では予選から勝ち上がった橋本帆乃香(ミキハウス)と対戦。同士討ちとなった試合を4-2で制し、2023年2月の「WTTコンテンダーアンマン」以来1年半ぶりとなるWTTシリーズ優勝で復調を印象付けた。
直近の世界ランキングで順位を上げた伊藤についてWTT公式サイトも言及。「タイの首都で1週間を通して素晴らしいプレーを見せたイトウは最初から最後まで落ち着きと自信を見せ、どんな困難にも立ち向かい、今年初のタイトルを獲得した」と称賛。
また、世界1位に向けて国際大会出場を続ける伊藤に対して、「本来の自分を取り戻すには長い道のりがまだあるが、元世界ランキング2位のイトウがバンコクのようなレベルをシーズン後半まで維持できれば、すぐに高みに到達できるだろう」と期待を寄せている。
なお、今大会で伊藤に敗れたものの、予選から決勝まで勝ち上がりインパクトを残したのが橋本。日本の名カットマンは印象的な活躍を見せ大会を盛り上げ、発表された世界ランキングでは139位から41位に98ランクアップし躍進した。
WTTも橋本について言及し、「最高レベルで戦うために何が必要か知っている」と激賞。「2017年に世界ランキング13位という輝かしい位置にいた日本のカットマンは、カムバックの道を歩み、WTTスターコンテンダーのデビュー戦で大きなインパクトを残した」と評価した。
今大会では日本勢が全種目を制覇するなど、バンコクの地で各選手が印象的な活躍を見せつけた。

橋本帆乃香(C)WTT

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