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京都で「巨大ロボット」展、鉄人28号&ガンダム…名作を深掘り

  • 2024.7.10

日本アニメで絶大な人気を誇るロボットの特別展『日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―』が、7月6日から「京都文化博物館」(京都市中京区)でスタート。約45タイトルの作品に関連した200点がそろい、実物大の『ガンダム』作画の上を歩けるコーナーなど、「体感」型展示も楽しめる。

来場者が目の部分から覗けるフォトスポット。装甲強化服を着て機動歩兵になった気分に?!

■ 圧巻…約60年間の作品を時代ごとに紹介

全国を巡回する『日本の巨大ロボット群像』展が京都へ

日本独自のジャンルである「巨大ロボットとは何か」をテーマに、リアリティを与えるために工夫された「メカニズム」や「大きさ」にスポットをあて、映像表現の歴史を辿る同展。初の巨大ロボットアニメ『鉄人28号』(1963年)から、『マジンガーZ』(1972年)、『機動戦士ガンダム』(1979年)など多くのファンを魅了した約60年間の作品を時代ごとに紹介する。

冒頭の『鉄人28号』の特集では、最初の映像化である「実写ドラマ」(1960年)でのレアな姿も展示。「テレビアニメ」「劇場映画」など時代とともに変化していくデザインを見くらべるのも楽しい。その後に続く黄金期の70年代は、『ゲッターロボ』など5タイトルを特集し、「搭乗」「合体」「変形」の魅力を綿密に描かれたデザイン画・劇中の場面から紐解く。

「ガンダムを歩く」コーナーでは、床にプリントされた実物大18mの『機動戦士ガンダム』の上へ。迫力あるサイズを体感できる

■ 資料だけじゃない!同展の醍醐味は「巨大展示」

資料だけでなく、フォトスポットとしても楽しめる多くの「巨大」展示が特長で、なかでも「ガンダムを歩く」コーナーは圧巻。床には、実物大18mの『機動戦士ガンダム』がプリントされ、その上を歩きながらサイズを体感できる仕組みに。「手」「足」など各部には、劇中のシーンを抜粋した解説も配置されている。

ほかにも、アニメ監督・宮﨑駿が演出・絵コンテを担当した『ルパン三世 PART2』に登場するロボット兵「ラムダ」の等身大図、『太陽の牙ダグラム』の歩行型ロボット「コンバットアーマー」の顔=コックピットなどの大型パネルが充実。担当学芸員は「この高さに乗るの怖いな、意外と座るスペースは狭そう…など、大きさを目にすることで登場人物のように感じてもらえれば」と話す。

1981年当時の『超金属 鉄人28号』など懐かしのグッズを展示

期間は9月1日まで(月曜・8月13日は休館、7月15日・8月12日は開館)。料金は一般1800円ほか。時間は朝10時~夕方6時、水・金曜は夜8時30分までの夜間開館を実施(入場は閉館30分前まで)。

取材・文・写真/塩屋薫

『日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―』

期間:2024年7月6日(土)~9月1日(日)
※月曜・8/13(火)は休館、7/15・8/12は開館
時間:10:00~18:00、水・金曜は~20:30(入場は閉場の30分前まで)
会場:京都文化博物館 4階・3階展示室(京都市中京区三条高倉)
料金:一般1800円、中高生1300円、小学生700円

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