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【大葉(青じそ)】夏こそ大量消費したい!おすすめの食べ方と保存方法を栄養士ライターが解説

  • 2024.7.10

大葉の旬は夏!大容量パックの素通りはもったいない!

大葉のイメージ
大葉のイメージ

「青じそ(大葉)」が旬を迎え、束ねられた大容量パックが安値でスーパーなどの店頭に並んでいます。もしも、「こんなに食べられない」と素通りしているのだとしたら、ちょっと残念。野菜の中でもトップクラスのカロテンを含む緑黄色野菜でもある「青じそ(大葉)」を、たくさん食べられるのは旬の夏ならではの特権。この記事では、おすすめの食べ方や保存方法を紹介します。

緑黄色野菜の青じそ(大葉)は油との相性がいい!

▲大量に千切りした青じそを、ペペロンチーノなどのオイル系パスタにトッピングするだけで脂溶性のカロテン、ビタミンK、ビタミンEの吸収率がアップ
▲大量に千切りした青じそを、ペペロンチーノなどのオイル系パスタにトッピングするだけで脂溶性のカロテン、ビタミンK、ビタミンEの吸収率がアップ

お刺身の彩りや冷たい麺の薬味として、生食することが多い「青じそ(大葉)」。実は、免疫力アップなどの抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。ほかにも、骨や歯を丈夫にするビタミンK、細胞の老化予防や血管を拡げて血流改善を促すビタミンEも比較的多く含まれています。

カロテン、ビタミンK、ビタミンEはいずれも脂溶性で、油を使った料理に用いると吸収力がアップします。つまり、薬味として生のまま少量を食べるだけでは、もったいないのです。天ぷらにしたり、バジルの代わりに大葉ジェノベーゼにしてパスタと和えたり、カルパッチョやカプレーゼ、サラダのトッピングにして、オリーブ油やドレッシング、マヨネーズと一緒に食べたり。価格がお手頃で大量消費しやすい夏だからできる贅沢な食べ方を、楽しんでみてください。

瓶の中に水を少量入れ、立てて保存がおすすめ!

▲瓶保存の水の量は、青じその茎が浸かる程度の少量がポイント
▲瓶保存の水の量は、青じその茎が浸かる程度の少量がポイント

青じそ1束(10枚)程度の少量なら、湿らせたキッチンペパーで優しく包んでジッパー付き保存袋で冷蔵保存するのが手っ取り早い方法。ですがキッチンペーパに含ませる水の量が多すぎたり、青じそをたくさん重ねすぎたりすると、葉に残った水分の影響で変色してしまうことも。また、キッチンペーパーに包むと、しその状態が分からなくなるため、いざ使おうとしたら黒ずんでいた!という経験が筆者にもあります。

おすすめは、瓶(びん)保存です。水洗いをせずに茎の部分を下にして立てて保存し、瓶の底に茎だけ浸かる少量の水を入れます。葉の部分が水に浸かってしまうと変色しやすくなるので注意してください。この方法で、100均のガラス瓶1個に4~5束(40~50枚)程度の保存が可能です。大葉の水洗いは料理に使うときに行い、使うたびに瓶底の水は交換しました。筆者は約2週間で使い切りましたが、最後まで鮮度が保たれていたように感じました。透明なガラス瓶は葉の状態がよく分かる点も、おすすめです。

※参考文献:池上文雄ほか監修『からだのための食材大全』NHK出版,2019、レジア編『日本の食材図鑑』新星出版社,2018

(野村ゆき)

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