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「ラッキーよね〜♪」は!?信じられない!→拾った人形を孫にプレゼントする義母にあぜん

  • 2024.7.10

子ども向けアニメなどを見ない義母は、孫に「これは誰?」と何度も聞いて嫌がられるほど“キャラクター音痴”。そんな義母が珍しく、子どもが好きなキャラの人形を「これあげる」と持ってきたのですが……。かなり困惑してしまった義母からのプレゼントのお話です。

それ、どうしたんですか?

ある日子どもと庭で遊んでいると、何かを手で振りながら近づいてくる義母。敷地内同居している義母とは価値観が違い、嫌な思いをすることが多いのでなるべく会わないようにし、会っても極力理由をつけて逃げていました。

ですが、よく見ると振っていたのは子どもが好きなキャラの人形。やっと名前を覚えて買ってきてくれたのかなと思いながら、「それ、どうしたんですか?」と一応聞き、義母が子どもに人形を渡すのを見ていました。

ありえない義母の一言に驚愕

義母は子どもに人形を渡しながら「買い物に行ったら駐車場に落ちていたのよ」と得意げに言いました。その言葉を聞いて思わず「誰かの落とし物ですよね」「失くした子は探しているかもしれません」と子どもの手を引っ込めましたが、時すでに遅し。子どもは遊びたいのに人形をもらえないことで泣きだしてしまいました。

そんななかでもまだ「だって落ちてたからぁ」などと言い訳をしながら、人形を渡そうとする義母。非常識さと強引さに腹が立ちましたがグッと堪えて、「返してきたほうがいいですよ」とだけ言って家の中に入りました。

価値観の違いを再認識…

いくら孫が好きなキャラクターだったからといって、なぜ、誰が使ったかもわからない拾ったものを渡そうと思ったのか? など疑問は尽きませんが、価値観が違いすぎる義母なので問答は時間の無駄だと思い、人形のことは聞かなかったことにしました。ですが、どうしても孫に渡したい義母は、数日様子を見てから私の目を盗んで人形を孫へ。

気づいた私が「拾ったものですよね」と言っても、「洗濯したから大丈夫」の一点張り。子どもが遊び始めていたので、その日は諦めて遊ばせました。遊び終わり返そうと思ったら、「私が持っていてもアレだからあげるわよ」という義母。正直、拾ったものなのに「あげる」なんて厚かましいなぁ……と思いましたが、なんとか言葉を飲み込み「大丈夫です」と返しました。

それからしばらく玄関収納の上に人形が鎮座していましたが、後日、義母が元あった場所へ戻したようです。義母は孫を喜ばせたい一心で人形を持ってきたのだと思いますが、拾ったものを自分のものにしてしまう行為はいけないことですし、喜んで受け取ることはできませんでした。

子どもには、落ちているものを拾ってはいけない、誰かが困ったり泣いているかもしれないよ、と教える機会になったと思うようにしています。


著者:田中優子

1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ

ベビーカレンダー編集部

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