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「キャー!」母の悲鳴に驚いて駆けつけると、やかんをひっくり返して転倒した母の姿が【体験談】

  • 2024.7.10

お正月のある日、私の母がペットボトルを取ろうとした際に、勢いあまってやかんをこぼしてしまいました。その原因は本人の注意不足というのもありましたが、その後に家をバリアフリー化するほどの原因が見つかったのです。

母がやかんをひっくり返してしまった!?

ある日の正月、母と父、弟、私は実家に集まってゆったりと団らんして過ごしていました。寝る前に白湯を飲むというのが、私の母の毎晩のルーティンだったのですが、午後10時30分ごろ、私が「そろそろ寝よう」と言い、私の母はいつものように白湯を飲もうとしていました。

そこで、母がペットボトルの水を取り出そうとしたとき、母の「キャーーー!」という声とともに、鉄同士がぶつかるような物音がしました。私が一番に駆け寄ると、母は、やかんをひっくり返していて、やかんとペットボトルの下敷きになっていました。すぐ「大丈夫!?」とやかんを持ち上げると、1時間前くらいに沸かしたお湯が残ったままでした。

1時間前に沸かしたお湯だったので、多少のやけどで済んだのですが、もし、沸かしたばかりのお湯だったら大やけど、最悪は死に至っていたかもしれません。

やかんをこぼしていた原因は

私の母は高齢ということもあり、いち早く原因を探すために翌日、家族で話し合いました。そこで、母に話を聞いたところ、最初は「注意不足だったかも」としか言っていませんでしたが、よくよく話を聞いてみると、台所の段差(台所の下に収納するスペースがあり、その取っ手)につまずいてしまったというのです。

私が確認しにいくと、その段差は5mmもないくらいだったのです。私は、まさかこの段差に引っかかるとは思ってもいなかったのです。

家の段差を極力なくすように

それから、台所の段差をなくすため取っ手を引っ張って開けるのではなく、スライド式で開けられるようにしました。また、家の階段以外の段差をできるだけなくし、バリアフリーを心がけることに。

その他にも、今回は母の注意不足ということもあったので、やかんを沸かして注ぎ終わったら、そのお湯は捨てるというルールも作り、ペットボトルの場所も危なくないところに移動しました。

まとめ

私たちがけがをすると思わないようなささいな段差でも、高齢の母にとってはけがにつながるということがわかりました。常に母がけがをしないように心がけてはいましたが、今回のことを受けて、まだまだけがにつながる箇所があるかもしれないので、これからも注意していきたいと改めて思いました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

文/藤田 悠人

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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