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パソコン作業で《マウス腱鞘炎》…【トラックボールに移行】で生産性がアップする? SNSで“賛否”分かれる

  • 2024.7.9

どんな「マウス」を使っていますか?

トラックボールマウス(筆者私物)
トラックボールマウス(筆者私物)

みなさんはどんな「マウス」を使っていますか?2024年7月5日ごろからSNSで話題になっているのが「トラックボールマウス」について。マウスにはボール式、光学式、レーザー式とあり、通常、マウスが本体の動きとカーソルが連動して移動するのに対し、トラックボールマウスは本体上部又は側面についているボールを回転させてカーソルを操作します。とあるX(旧ツイッター)ユーザーの「トラックボールを導入すれば、日本の生産制は1.2倍上昇します」とおすすめしたのに対し、さまざまな意見が寄せられていました。一体どんな議論になったのでしょうか。

トラックボールで腱鞘炎や肩こりの痛みが軽減

まず、トラックボールのメリットに腱鞘炎や肩こりが解消されたという意見が多く見られました。「マウスが原因で腱鞘炎になったのでトラックボール派になりました」「トラックボールで肩こりは激減した」「トラックボールは使う場所や姿勢に拘らないのが強みよね。ノートPCやタブレットを寝転がって使ったりできるのは強み」「トラックボールは、生産性というより、マウス操作の無理な姿勢による疲労の解消」など、実際に痛みから解消された人も多いようです。しかし、トラックボールには親指タイプと人差し指タイプがあり、操作性も大きく違います。人差し指タイプの愛用者は、「親指タイプのトラックボールは普通のマウスからの移行は楽なものの、親指の付け根を痛めてしまう」と指摘する意見もありました。他のユーザーが、親指トラックボールの使い方について、「指の力を完全に抜く、軽く触れて転がすだけ。力入れてグリグリやってたら変えてみてほしい」とアドバイスしていたので、試してみてもいいかもしれません。

もう一つのメリットとして、トラックボールは親指で操作するため、本体を動かさなくていいという点も評価されています。マウスを大きく動かす必要がないため、テーブルが狭い時に便利です。

「使いづらい」「細かい操作ができない」という意見も

このように、トラックボールマウスを称賛する人がいる一方で、「別に、生産性は高まらないと思う」「誰でも使いやすいかと言われると疑問」「今の時代でマウスから標準の座を奪えないのにはそれなりの理由があるのでは?」「やっぱり普通のマウスの方が使いやすい」などの意見も。

さらに、「慣れるまで時間が掛かる」「トラックボールはドラッグ操作が難しい」「座標を正確に指定したいときはマウスのほうが個人的には使いやすい。」など、トラックボールは細かい操作やドラッグに不向きという意見も……。

また、トラックボールのメンテナンスに言及する人もいました。手の脂やほこりで動きが悪くなってしまうため、定期的にボール部分を清掃してあげる必要があります。

目的によって使い分ければ最強?

このようにメリットデメリットを踏まえ、「ゲームをするには不便だけど、ネットサーフィン、動画編集、写真の編集みたいな創造系の作業をするならトラックボール式の方が疲れないからオススメ」と、目的別にマウスを変えている人もいるようです。

筆者もトラックボールマウスの愛用者の一人。使い始めたきっかけは「マウスの操作によって引き起こされた小指から手首にかけての痛み」でした。トラックボールに慣れるまでは、数日あれば十分だと思います。最初は、急ぐ作業の時はマウス、余裕があるときはトラックボールを練習し、現在はトラックボールを使いやすく感じています。慢性的な肩こりもずいぶんと解消しました。

トラックボールは向き不向きの多いマウスとは言えますが、もし、手首の痛みでマウスを持つのが辛いと思っている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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